“リアル・クラシック”を標榜する英国発のバイクメーカー「ロイヤル・アロイ」。1960~70年代に隆盛した鉄スクーターを現代に蘇らせ、さまざまなモデルを展開している。
日本では2022年からモータリスト合同会社が輸入販売を担い、これまで「GP125」・「GP125S」・「TG125」・「TG125S」という4機種の原付二種モデルを販売してきた。
約2年間での販売は好調で、このたび導入車両を増やすことが発表された。新機種は「TV175」「GP250S」「GP250S MT」「TG250S」「TG300S」「TG300S サイドカー」の計6種。軽二輪クラスとともに、300ccクラスも追加。さらにサイドカーモデルまで登場した。
これらの新機種は2024年9月中旬から順次販売店への納車が開始される。各車の詳しい情報は今後公式サイトに追加される予定だ。
なお、モータリストは今回のラインナップ拡充を機に、ロイヤル・アロイについては別事業体として独立運営を行なうことを発表した。輸入事業についてはこれまで通りモータリストが行なうが、日本国内での販売窓口はロイヤルアロイ・ジャパンとし、全国への拡販を図っていく。
TV175
GP125をベースに、排気量を169ccまでアップ。専用ボディカラーを採用。ロイヤル・アロイの中では価格も魅力的な空冷モデルとなる。
GP250S
新開発の水冷4バルブエンジンを搭載した244ccスクーター。カラー・バリエーションはGP125と同様。ツートーンモデルも+3万3000円で用意されている。
GP250S MT
GP250Sをベースとした特別仕様車。フレームから専用色を採用している。サイドカバーをシースルーにしたモデルと、中国陶器風なデザインに仕立てられたモデルがラインナップされている。
TG250S/TG300S
既存の「TG125」のボディに排気量の異なるエンジンを搭載した2台。軽二輪扱いとなる「TG250」(244cc)と、車検が必要となるがよりパワフルな「TG300S」(278cc)がラインナップ。
TG300S サイドカー
「TG300S」に側車が備わった純正サイドカーモデル。専用設計されているため、後付けのサイドカーとは一線を画す。日本の法規制に適合するための仕様変更に伴う費用等は別途販売店オプションとなる。
まとめ:西野鉄兵