ここまでやるか!? ミニバイクの超個性的なカスタムを見よ〈第16回モンキーミーティング カスタム車紹介 Part.2〉

第16回モンキーミーティング
［開催日］2024年4月28日（日）
［会場］東京サマーランド 第2駐車場Aエリア・特設会場
［主催］モンキーミーティング運営事務局（カフェカブ運営事務局）

あの小さなモンキーが、まさかの大迫力ハーレーに変身!?

「モンキーにアメリカンタイプあったんだ〜」と思ってしまうほどアメリカン・ハーレー仕様にカスタムされたマシン。ロボハンやリアサスのマウント位置を変更＆リジッド化、サドルシート、フラットフェンダー、サドルバッグなどアメリカンをイメージさせるパーツで固めることでうまく仕上げた。タンクに描かれた「Honda-Monkey」の文字が「Harley-Davidson」に見えてきてしまうのは自分だけだろうか!?

あえてラットに仕上げるB級チョッパースタイル

コチラもモンキーでアメリカン仕様にカスタムされたマシンと思いきや、モンキーの部分はタンクのみで、ベースマシンはミニアメリカンのジャズ。と言ってもフレームの各部には加工を施し、ハードテール化済みというかなりの本格派仕様となっている。フロントは16インチ、リアは14インチホイールでミニバイクとは思えぬ大柄な車体となっているのもポイント。エンジンは遠心クラッチなのでクラッチレス仕様。

DAXがベースとは思えぬフルカスタムマシン

ワイルドな見た目のコチラのマシンは、125ccとなって復活を果たしたダックスの旧バージョン、キャブ車をベースにフルカスタム。フロントに17インチの大径ホイールを履かせ、アメリカンで見られるスプリンガーフォーク、スクエアタイプのヘッドライトを2灯装着することでチョッパーライクに仕上げた。リアホイールも16インチでダックス125にも負けない車体のサイズ感となっている。あえてのブロックパターンのタイヤをチョイスするところなどもマネしたいポイント。

自由な発想でモトラを劇的にイメチェン

モトラが持つレジャーバイク、アウトドアイメージを完全に払拭させたフルカスタムマシン。前後ホイールは純正と同じ10インチながら、更に太く、タイヤを引っ張り気味で装着することで、ムッチムチな見た目に。フルチューンされたエンジンにはアンダーカウルを追加することで、モトラなのにレーシーな雰囲気を感じさせる。フレームから飛び出たキャブもポイント。モトラだからこうしなきゃいけない!! なんて決まりはなく、人と違う仕様、オリジナルを求めた姿がこのマシン。

サイドカーでトコトコお出かけに行こう!!

モンキー125をカスタムする上で人気となっているのがこのサイドカーカスタム。コチラのマシンが装着しているサイドカーはエムクラフト製で、車体のカラーに合わせてペイント済み。サイドカーはモンキーにピッタリな丸いフォルムで可愛いTCタイプ。この他にもスポーティな見た目のTSタイプもリリース中。モンキー125以外でキャブのモンキー、CT125・ハンターカブ、ダックス125、CL250、レブル250、Vストロームなど様々な車種にも取り付け可能。

メインの車体には老舗ブランド旭風防製のアンダーリペアクロウモデルを装着。チェック柄のシートは2024年モデルから流用、サイドカーのカバーもお揃いとなっているのもポイントだ。

世界に125ccカスタム文化を作り上げたGROM

125ccマニュアルモデル、ジャンルを日本国内で広めた立役者と言っても過言ではないグロム。初代JC61型が2013年に販売開始されJC75、JC92と形を変え、現在も変わらぬ125ccクラスを代表する人気モデル。コチラのマシンは初期型をベースに、海外で発売されるヘッドライトカウル、アンダーカウルなどの外装、シートなどでカスタム。初期型ならば中古市場でお手頃価格で、そこそこの台数がありセカンドバイク、サーキット用、カスタムベースなどにおすすめだ。

ミニバイクカスタムの底なし沼へハマってみませんか!?

Part.1/2と様々なカスタムマシンを紹介してきたが、1台として同じものはなく、色や形、車体サイズまでも多種多様。純正をレストアするも良し、エンジンだけイジるも良し、超〜ビカビカにするも良し、自分がやりたいことを叶えられるのがホンダの原付・ミニバイクカスタムの魅力。

今ではベースとなる車体も、パーツも高くなってきてしまってはいるが、ビッグバイクをフルカスタムするのと比べれば、まだ手が出せる、出しやすい範囲。1/1プラモデル感覚で楽しめるミニバイクカスタム、ぜひお試しあれ!!　

文：山ノ井敦司／写真：井上 演