2024年9月27日、KGモーターズ株式会社は開発中の小型モビリティロボット「mibot」の予約台数が1,000台を突破したと発表した。予約受付開始から約1カ月という短期間での達成で、マーケットでの高いニーズを反映している。「ミニカー」というカテゴリーの将来的な可能性を示すものとして注目されそうだ。
レポート:スマートモビリティJP編集部
※この記事はウェブサイト「スマートモビリティJP」で2024年10月2日に公開されたものを一部編集し転載しています。

お手頃価格とデザイン性で人気を集める

「mibot」は、車両区分上、四輪版の原付とも言える「ミニカー」と呼ばれる日本最小の自動車に分類されるEV。1980年代のポラロイドカメラをモチーフにレトロでありながら近未来を感じさせる前後対称のデザインに加え、小型、軽量であるため環境性能に優れており、ミニカー規格であることにより車検不要、税金も安く済むことで維持費のコスパにも優れているため、プロトタイプの発表以来マーケットでの注目を集めてきた。

そして、まだ製品版の最終スペックすら発表されていない中、2024年8月23日に予約受付を開始してからの3日間で300台、1カ月間で1000台という予約台数を達成したことを考えると、超小型モビリティ市場での「mibot」の注目度の高さは驚異的と言えるだろう。

画像: 狭い路地でも平気な全幅1m13cmというコンパクトボディが特徴だ。

狭い路地でも平気な全幅1m13cmというコンパクトボディが特徴だ。

ちなみに、予約時に実施しているアンケート調査によると、約94%は個人利用を目的としたものだという。購入する理由として、約34%の人がワクワクするから、18%の人が所有コストを抑えられるからと答えており、レトロで懐かしさを感じさせるデザインと先進的なコンセプトへの共感やミニカー規格であることによる経済性の高さに魅力を感じていることがうかがえる。

2024年末までは現行価格を維持へ

今回の発表では、価格の改定も同時にアナウンスされた。当初の予想を上回るペースでの予約と、物価や原材料の高騰の影響を受け、2024年12月31日までは現行価格である車両価格100万円を維持し、それ以降に関しては値上げが実施されるというが改定価格は公開されていないため、値上げ幅は不明だ。

画像: 一人乗りEVとして高い注目を集めている。

一人乗りEVとして高い注目を集めている。

なお、ユーザーがより安心して購入を検討できるよう、売買契約のタイミングも変更される。これまでは12月の最終製品仕様発表時に正式な売買契約を結ぶ予定だったが、今後は仕様発表後も予約扱いを継続し、車体番号が割り当てられたタイミングで正式な契約と残金の支払いを行うことになるというので、気になる人はお早めに。

【主要諸元 KGモーターズ mibot】
全長×全幅×全高    :2490×1130×1465mm
最大積載量      :45kg
航続距離       :100km(30km/h定速走行テスト値)
登坂性能       :23%勾配
最高速度       :60km/h
充電時間       :5時間(AC100V)
乗車定員       :1名
車両価格       :100万円

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