ブレーキレバーロック:TL11-C/TL12
バイクを駐車して離れるとき、どんな防犯対策をしているだろうか。
「短時間であればハンドルロックくらいかな」という声が多いように思う。もちろん何もしないよりは良いのだが、盗難のプロがその気になればハンドルロックをしていても盗難にあってしまう。
ではどうすれば盗難を防ぐことができるか? 極論を言ってしまえば、盗難を完全に防ぐのはかなり難しい。特に出先であればなおさらだ。しかし対策はある。ロックの数を増やすことである。盗難する側の人間は、他人に見つからないためにできるだけ時間をかけたくないと考える。そうなるとロックが多く取り付けられているバイクは避けるようになる。なによりロックを多くつけるような防犯意識の高いオーナーは「見えないところに追跡型のGPS発信機を取り付けているんじゃないか」と考えて盗難の対象から外すことも期待できる。
とはいえ、追加のロックをするのに時間や手間はかけたくない。そんなユーザーに導入を考えてもらいたいのが「ブレーキレバーロック」だ。アクセルとブレーキレバーを同時に固定し盗難やイタズラを防止するアイテムである。
デイトナはそれぞれ特徴がある、2種類のGIVI製ブレーキレバーロックをリリース
デイトナから新たにGIVI製のブレーキレバーロック2種類がリリースされた。基本的な構造は同じで、アクセルとブレーキレバーを同時に挟み込んで固定する。シンプルだが確実なロック方法だ。
タンクバッグやシートバッグなどに入れておけば、しゃがんだりしなくても装着が可能。
また目立つ位置にあるので、第三者が見てもロックしてあることがわかるし、出発するときに外し忘れることが無いというのもメリットとなる。
ブラックボディのTL12は素材にグラスファイバーを使っているので、見た目以上に頑丈。また210gと軽量なので持ち運びもしやすい。
アルミボディのTL11は丸みを帯びたフォルム。金属製だが350gに抑えられているので、持ち運びには苦労しないだろう。
TL11の特徴は手前にあるキーシリンダーが付属していること。これはGIVI製ハードケース用のもの。ハードケースのキーシリンダーをこれに交換すると、ブレーキレバーロックと同じキーでハードケースのロックができるようになる。むやみにキーを増やしたくないという人にオススメだ。
ワンアクションで手軽にロックを増やし、盗難を抑制する効果が高い「ブレーキレバーロック」。自宅での保管時はもちろん、ツーリングのお供にもいかがだろうか。
【メーカー発表スペック】
TL12(定価:4,620円・税込)
■ 適合条件
・グリップ外径:φ34mm以内 ・レバー幅×厚さ:13×17mm以内
・グリップとレバーの距離:65mm以内
●サイズ:H57×W150×D42(mm)
●重量:210g
●材質:ナイロン、グラスファイバー
●付属品:スペアキー×2
TL11-C(定価:6,050円・税込)
■ 適合条件
・グリップ外径:φ33mm以内 ・レバー幅×厚さ:14×21mm以内
・グリップとレバーの距離:73mm/63mm以内(レバー側のラバーを入れ替えることで、間隔を変更できます)
●サイズ:H52×W145×D35(mm)
●重量:350g
●材質:アルミダイキャスト
●付属品:スペアキー×2、キーシリンダー×1(GIVI ハードケース 標準キー用)