マエヒロドームの機能を高めたマエヒロドームプラスが登場
マエヒロドームについて
2ルームテント並の広い前室、完全自立、コンパクト収納により、個人的にキャンプツーリング最強テントと思ってるマエヒロドーム。
基本性能の高さから、もはやバイク向けだけじゃなくキャンプテント全体の中でも非常に高い評価を得ている人気の一張なのよ。
ディテールとかの詳細については過去に細かく記事にしてるからそっちも見てみてね。20Dナイロンとアルミポールの組み合わせは最強。
こないだもwebオートバイ西野編集長がその性能に感激してた。
そんなマエヒロドームが2024年9月にリニューアル。マエヒロドームプラスとして、さらにテントとして性能をアップさせたぞ。
マエヒロドームプラス
というわけで生まれ変わったマエヒロドームプラス。
設営については、マエヒロと同様の簡単さ。スタンディングテープ付きのインナーを広げたら、ハトメの色に合わせてアルミポールを差し込んで、フライをかぶせるだけ。
サイズとかは変わらないので、ぱっと見はマエヒロドームとほぼ一緒。
では変更点をチェックしていくよ。
通気性アップ
プラスの変更点でも大きなポイントが通気性と耐雨性。
特に通気性の向上が素晴らしいのよ。
まず後室部分。以前はベンチレーターがついてた。プラスではベンチレーターはそのままに、後室部分が開くようになったよ。
こういう感じ。インナーにもメッシュ部分があるので、風向きに合わせて設営すればテント内を空気が抜けていく。つまり夏のキャンプが物凄く快適になるってワケ。
形状をうまく使うことで、こんなカッコ良い張り方もできるよ。通気性とプライベートを両立、なんといってもスタイリッシュ。キャンプ道具ってこういう部分、大事よね。
後室側だけじゃなく、前室部分も改良されてるよ。前室は三方が開くんだけど、L字に開く部分がダブルファスナーになってる。
つまり、上だけ開いて通気させるってことができるんですよ。
あと、正面部分も少しだけ開けることができるようになってるよ。
耐雨性能がアップ
ファスナー部分には前立て状のカバーがされているけど、上方部分はさらにそれが二重になってる。レインウェアでも見られる手法で、雨の侵入をガードしてくれるよ。
ファスナーの引き手が蓄光になったよ
インナーについては、マエヒロドームのスタンダードインナーをベースに通気性と耐雨性を向上させた3シーズン対応のもの。
さらに、インナーテントのファスナー引手が蓄光の大きな形状になってるよ。夜にファスナーを探すのが楽になるので、地味に実用性アップ。
オプションガイドベルトでタープとしても活用できるよ
実はマエヒロが登場した時から、フライの軽さと広さに注目していてですね。「フライだけで設営できるようにして、タープ化したい」って思ってたんですよ。色々試行錯誤したんだけど、バックル部分がどうもうまくいかなくて苦戦してたんですよ。
そしたら、ついに公式からついにガイドベルトが登場したんですよ。
たった2200円でマエヒロドームがフライになるという超ユーティリティアイテム。マエヒロユーザーならほんとに買っておくべき。
モノとしてはこういう感じ。
実際に設営。ポールをガイドベルトを使って自立させて、フライをかけるだけ。
元々タープとしてのポテンシャルは高そうだと思ってたけど、後室が開くようになったことで、さらにタープとしての使い勝手が良くなってる。
オプションポールを使って、前室入口を立てれば、日よけ性能はさらにアップしそう。
後室開口部から覗く愛車が素敵。最高だ。
従来マエヒロドームユーザーも補修用フライやインナーでプラスにできそう
補修部品としてプラス用フライやインナーも販売されてるんですよ。
つまりこれらを使えば従来のマエヒロドームやマエヒロドームASユーザーに、最新マエヒロドームプラスの通気性や耐雨性を実現できるのだ。
特におすすめはプラス用のフライ。後室が開くのは大きいよね。
まとめ
プラスになってさらに魅力を増したマエヒロドームプラス。これまでも素晴らしいテントだったけど、プラスはさらに凄いので、ぜひ一度体験してほしい。特にタープにできるガイドベルトは素晴らしいよ。
レポート:若林浩志