葉月美優です。
前回、Motoフェスティバル前日の準備の様子をレポートしました。書くのを忘れてしまったのですが、最初にスポーツ走行枠でコースを走りました。でも、バイクがフワフワする感覚がありなんだかいつものように走れません。この感覚が、"久々だから慣れないだけ"だったらいいのですが……。
レースの朝は早い、8時からブリーフィングが始まります
スタート前車検を済ませたら、もうピットに車両を入れてはいけません。グリッド入場のギリギリまで、ウォーマーでタイヤを温めます。
前日に、監督を務めてくださっている方から、「そろそろ葉月さんがスタートライダーをやってみようか」と言われました。少し前だったら絶対に嫌でしたが、なんだか今回はやってみようと前向きの気持ち。
なのに……予報にない雨が。降ったりやんだりで路面はヌルヌル。そうとなったら私はやりたくない!! それに、このコンディションだと危ないのでベテランの深野社長がスタートライダーを担当することになりました。
走行順は、1人2走行で
1.深野社長
2.山口編集長
3.葉月美優
4深野社長
5.山口編集長
6.葉月美優
といった、簡単で効率のいい振り分けです。
スタート進行
やっぱり1、2番目より3番目に走るのが一番気が楽だと改めて感じました。1番目は自分のスタートで順位の変動がわかりやすいし、2番目はスタートしてからすぐに走行の準備をしなければならないので慌ただしくて気持ちが落ち着きません。
ライダーに傘をさして、のんびり送り出す方が良いな。
スタート時は、バイクを支える係とエアバックを装着する係の2名だけグリッドに残ります。
スタート後も、雨は降ったりやんだりを繰り返していて思い切り走れなさそうな状態ですが、それでもタイムは速くてさすが社長でした。そして、社長にとっても今回のバイクは乗りにくかったようです。
いつも堂々としている山口編集長。いつも速いのですが、今年は体重がかなり増加したようで私の倍になりました(笑)。それでも速いのか、それともミニバイクにはシビアに出てしまうのか……。
ピットストップは、1回5分以上というルールがあります。前に、失敗して優勝を逃したことがあるので、時間には慎重です。
山口編集長がスタートして、またすぐに雨が降り始め転倒車が続出。更に雨は強まり、セーフティーカー(SC)が導入されほとんどしっかり走れずに帰ってきました。
そして、私の番。いつものナーバスになる感じはなく、もう行くしかないでしょの精神。乗りにくいならゆっくり走ればいい!
私の時は、天候は良く1番思い切り走れたと思います。相変わらずバイクはフワフワするので、少しゆっくり走りましたがそれでも順位は上がっていき、タイムも悪くはありませんでした。
前回から、Motoフェスティバルのルールにアトラクションが加わりました
スタート1時間後から最後の1時間までの間に、くじ引きで引いたお題をクリアさせるゲームです。これは、私から深野社長にライダー交代する時に行いました。
私たちが引いたのは、五・七・五の俳句。先にみんなでお題を確認していて、俳句が出たら、こーかな? あーかな? なんて言い合っていたのに、いざ引き当てたら何も出て来ず……。私たちより後に来た人の方が先に俳句を完成させていました。
まあまあ時間かかってできた俳句は、飾られてしまうのも恥ずかしい(笑)。クリアしたら、全力でピットロードまで向かいます。
2走行目
深野社長は、安定した走りでいつも通りチームのトップタイムでした。コーナーでは抜かずに我慢して、同じくらいのタイムの人に引っ張ってもらうのが好きらしいです。
山口編集長は、最初はバイクの不安定さを感じないと言っていましたが、やはり私達と同じ感覚だったようで思い切りは走れませんでした。そして、体重もミニバイクにとってはシビアだったようです。
私も、1本目よりは2本目の感覚が掴めてきて楽しく走れたし、タイムも安定していたと思います。
しかし残りあと少しというところで、雨がポツポツ……。これは、どんどん抜かれてしまうのでは……と、ドキドキしていたのですが雨の転倒も経験済み。ゆ〜っくり走っても雨の降り始めはヌルっとして滑るんですよね。それが本当に嫌でした。私が、数年前に雨の降り始めで転んだことのある5コーナーで、めちゃくちゃスピードを出して抜いていったバイクが見事に転んでいるのを見て、改めて気をつけないとなと思いました。
普通の雨量になり、早くチェッカーが出ないかなという気持ち。雨の走行は本当に嫌ですが、チェッカーが出るギリギリにラインを通過することができ、1周多く走れました。そして、無事完走達成!
バイクの調子がイマイチ良くなく思い切り走れなかったり、天候が不安定で転倒車両も多い中みんな無事に走り切れて良かったです。これも、色々なバイクや天候を経験してきたおかげですね。
結果、104周走りクラスで同率6位。最後、1周プラスして走れてなかったら7位になっていました。良かったー!
なんだか今回、1番気持ちに余裕を持って走れたし、バイクの調子が悪いのにいつもどおりのタイムで走れたなら、本当はもっと早く走れるのでは? と、少し自信になりました。また、来年も予定があったら参加できたらいいなと思います。
こちらの様子は、12月14日に発売されるバイク雑誌『ミスター・バイクBG』に掲載されるのでぜひご覧ください!
余談ですが、今年から? ペナルティがあったチームは最後にゴミ拾いの招集がかけられていました。これは大変だ。レギュレーションをしっかり確認して、ペナルティを受けないようにしようと心が引き締まります。
更に余談ですが、表彰式を最後まで見ていたら、車両保管解除後の回収が最後の1台になっていて、スタッフさんがずっとバイクを見つめて照らしてくれていました。
ということで、とても楽しいMotoフェスティバル6時間耐久でした。もっと順位とタイムを上げられるように頑張りたいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
レポート:葉月美優