文・写真:山ノ井敦司
撮影場所:吉田運送
CT125カスタムの新境地を開拓中!!
2020年の3月に販売開始され、早5年が経とうとしているホンダ CT125・ハンターカブだが、その人気はまだまだ継続、いや、カスタムシーンにおいては年々盛り上がっているとも言える。様々なスタイルやカスタムがある中で、三重県にあるカスタムパーツメーカーのOVERが提案、作り上げたデモ車のカスタムコンセプトは「快適に釣りING+走行性能も高めたフルカスタム仕様」。
各パーツはOVERの釣り好きのスタッフが実際に使って、あったらいいなと思う物や便利な機能が満載。装着されるパーツの数々は、鈴鹿から琵琶湖まで実際に走り、パーツの使い勝手や耐久性などもテスト。今後もCT125用パーツには力を入れていくとのことだったので、乞うご期待!!
ヘッドライト上に装着される「フロントキャリア」は試作品。製品版ではより頑丈でしっかりしたステーを用意する予定(近日発売予定)。フロントフォークに装着されるのは「フロントマウントロッドホルダー」。このパーツ単品でも使用可能だが、ダイワから発売されるCPロッドホルダーを装着することでよりしっかりとロッドが固定可能となる。
マフラーは純正と同じアップタイプながら、OVERが誇る人気マフラーGP-PERFORMANCEを採用した「GP-PERFORMANCEアップマフラー」。チタンエキパイにショートタイプのサイレンサーが軽快な印象を与えてくれる(実際に純正よりも約2kg軽い)。性能面では中回転域から高回転域でのパワー特性を強調したことで、 ツーリング時などに爽快感を味わえる仕様となっているとのこと。
メインフレームの上に装着される「ボディプロテクター」はキャリアではなく、車体を跨ぐ際などに外装、センター部を守るためのもの。気をつけていてもふとした時に靴で「ザッ!!」とやってしまうのもこれさえあれば安心。
OVERで初となる「ダウンチューブ」には追加の「アルミガード」を装着する事で、よりアドベンチャールックに。ガードにはフォグランプなどが取り付けられる穴も用意済み。ブラック以外にシルバーも用意される。
55×27mmのメインパイプを使用したOVタイプスイングアームだが、他にはないスタビライザー付きというのがポイントの「スイングアームOVタイプスタビ付/STD」。スタビに合わせて純正幅と比べ約50mm広く設計されたワイドセンタースタンドも用意。
eBIKE用パーツ開発から着想を得た「フラットペダルステップ」。グリップ面が稼働することで、川沿いの悪路下でもグリップ力を損なわず走破することを可能に。
実際にスタッフが試乗した時の感想として「150km近く走ることがあったが、体重をかけた状態でも足先やアキレス腱などを伸ばしたり、足首を動かしたりできるので、疲れ知らずでした」とのこと。長距離を走るという人にはかなりおすすめなアイテムとなっている。
リアキャリアに装着される汎用品のBOX(メイホウ VS-7080)は車体のカラーに合わせてシーデック(ボートのデッキマット)を加工したものを貼り付けてオリジナル仕様に(同じ仕様ならOVERで受付中)。BOXの取り付け用に専用の「ボックスマウントステー」も販売中。