2025年3月21日~23日の大阪モーターサイクルショー2025には、ヘルメットメーカーも数々出展している。アライヘルメットはこの場で新製品の「TX・ストラーダ」を発表した。2025年内の発売に期待が持てる仕上がりだ!
文・写真:西野鉄兵

アライヘルメット「TX・ストラーダ」の特徴

画像: Arai HELMET TX-STRADA 規格:SNELL、JIS 発売予定カラー:グラスホワイト、グラスブラック、フラットブラック 発売時期・価格:未定

Arai HELMET
TX-STRADA

規格:SNELL、JIS
発売予定カラー:グラスホワイト、グラスブラック、フラットブラック
発売時期・価格:未定

新たなネオクラシック系のフルフェイスが登場

アライヘルメットの現行フルフェイスモデルは、最高峰の安全性能を誇るレーサー御用達の「RX-7X」、ツーリングユーザーに人気の快適性が魅力の「アストロ-GX」、そしてクラシカルな雰囲気を持ちファッション性も高い「ラパイド・ネオ」「XD」の4種となる。

他社の製品を見ても近年は、古きよきヘルメットのデザインを想わせる型がひとつのトレンドとなっている。アライでいえば、「ラパイド・ネオ」はとくに人気を博し、デザイナーズコラボのグラフィックもさまざま登場、“街乗りでもフルフェイス派”というライダーに好評を得ている印象だ。

大阪モーターサイクルショー2025で公開された新製品「TX・ストラーダ」は、「ラパイド・ネオ」とはまた異なるアプローチで、どこか懐かしさをかもしつつ、スタイリッシュなデザインを実現したストリートモデルとなる。「TX・ストラーダ」は、アライの最新マルチパーパスモデル「ツアークロスV」をベースに開発された。

画像: ▲左:ツアークロスV|右:TX・ストラーダ

▲左:ツアークロスV|右:TX・ストラーダ

2023年の大阪モーターサイクルショーで公開され、同年販売開始された「ツアークロスV」は、第一にアドベンチャーライダーやオフロードバイクユーザーをターゲットとしたモデルだ。しかしバイザーを外すことで、オンロードスポーツにも似合うというもうひとつの顔を持っている。丸いフォルムを巧みに活かしたそのスタイルは、クラシカルな雰囲気もあり、ワイルドでもある。ストリートファイター系のバイクとも相性はいい。

画像: ▲ツアークロスVのバイザーを外した状態。 モデル:平嶋夏海/写真:南孝幸 www.autoby.jp

▲ツアークロスVのバイザーを外した状態。
モデル:平嶋夏海/写真:南孝幸

www.autoby.jp

新製品の「TX・ストラーダ」は、そこにフォーカスし、より洗練したスタイルを実現。具体的には、シールドを押さえているホルダーを新設計することで、見た目をいっそうスマートにしている。

オンロードバイクのライダーは、バイザーの備わった「ツアークロスV」を二輪用品店で見ても、なかなかピンとこなかったかもしれない。大阪MCSのアライブースでは「TX・ストラーダ」は老若男女に注目の的となっていた。これを機に「ツアークロスV」のバイザーを外したスタイルが、じつはかなりかっこいいということもより周知されるかもしれない。

画像: ▲TX・ストラーダ

▲TX・ストラーダ

ちなみに「TX・ストラーダ」にも「ツアークロスV」用のバイザーは装着することができるようだ。

画像: ▲試しに「TX・ストラーダ」に「ツアークロスV」のバイザーを装着してもらった。

▲試しに「TX・ストラーダ」に「ツアークロスV」のバイザーを装着してもらった。

「TX・ストラーダ」の発売予定カラーは、現時点でグラスホワイト、グラスブラック、フラットブラック、そしてグラフィックモデル“ティラノ”の計4種。価格・発売日は未定となっている。

モーターサイクルショーの会場には、この4種のほか、レッドとスターイエローのソリッドカラーや、ザラついた質感の表面加工が施されたグレー系の参考色も展示された。反響次第では、市販化されるかもしれない。

画像: ▲参考色として展示されたこのカラー。流行りのマットをさらに加速させたかのようで、実際に表面がザラついていた。

▲参考色として展示されたこのカラー。流行りのマットをさらに加速させたかのようで、実際に表面がザラついていた。

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