文・写真:西野鉄兵
実用性と往年の雰囲気を両立した現実的なカスタム
デイトナは毎年モーターサイクルショーで、自社パーツを中心にカスタムを施したデモ車を展示している。美しいペイントにも目がいくが、ベースモデルは身近な車種で、装備しているカスタムパーツは簡単に取り付けられるものばかり。そのため誰もが参考にしやすい。

Kawasaki W230 customized by DAYTONA
今年ベースモデルに選ばれたのは、カワサキの新型軽二輪「W230」だ。往年の名車である「650-RS (W3)」をイメージしつつ、カフェレーサースタイルに仕立てられた。
会場では、W3のカラーをオマージュした「エストレヤ ファイナルエディション」と勘違いをして、これW230なんだ! と驚く来場者をたびたび見かけた。いい意味での古めかしさが上手く表現できた証拠といえるかもしれない。


セパレートハンドルやミラー、ウインカーなどは参考出品。美しい仕上がりで、とてもよく似合ってみえる。エアロバイザーは現時点では参考出品であるものの、2025年6月の販売予定だという。
グリップやバーエンド、ヘルメットホルダー、ニッシン製のブレーキマスターシリンダーなどは、すでに販売中のもの。シートは茗荷シート製で参考出品となる。



W230はノーマル状態からトラディショナルなスタイルが特徴となっているが、カスタムによってその方向性はいかようにも変えられる。モーターサイクルショーでこの軽快かつクラシカルなこのカフェレーサースタイルを見て、興味を抱く人も多いはずだ。

装着パーツリスト