モデル:せんちゃん、わっす/文・写真:西野鉄兵
新型モタード「DR-Z4SM」の本気度を知る足つきチャレンジ
2024年11月のEICMA(ミラノショー)で発表された期待のニューモデル「DR-Z4S」「DR-Z4SM」がついに日本で公開された! スズキブースの最注目モデルとして、連日人気を集めています。

SUZUKI
DR-Z4S
大阪モーターサイクルショー2025展示車両(海外仕様)
総排気量:398cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ単気筒
シート高:920mm
車両重量:151kg
価格・発売日:未定

SUZUKI
DR-Z4SM
大阪モーターサイクルショー2025展示車両(海外仕様)
総排気量:398cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ単気筒
シート高:890mm
車両重量:154kg
価格・発売日:未定
「DR-Z4SM」は、前後17インチのホイールにオンロードタイヤを履いたモタードモデル。かつて販売されていた「DR-Z400SM」の後継車として、2025年内の発売に期待が高まっています。スズキは2024年11月の発表時に〈2025年5月より北米・欧州を中心に各国で順次発売〉予定であることを公式に発表しました。

▲せんちゃんとDR-Z4SM。

▲せんちゃんのお気に入りデザインポイントは、ブルーのホイールだそうです。
せんちゃんは、スリムな車体を見て気軽に乗れるモデルだと思ったのか、余裕綽々。しかしいざ跨るとなったら、大きく息を吸い込んで「よしっ」と覚悟を決めて脚を上げました。
シート高は890mm。400ccクラスのオンロードバイクのなかでは、かなり高い部類に入ります。身長161cmの彼女は両足をつこうとすると脚がブラブラ状態に。でも片足接地はできて「大丈夫そうです。乗れそうです!」と、固定された車両ではあったものの手ごたえを感じた様子でした。


車両重量は154kgと超軽量なため、実際に乗ってしまえば、走れないことはないでしょう。今回の展示車両は海外仕様車。国内モデルはシート高を下げるのか、そのままなのかは分かりません。890mm状態の本格仕様を望む人も多いでしょうし、もっと気軽に乗れたら欲しいと思う人も多そうで、スズキも判断が難しいでしょうね。

▲片足をステップに乗せた状態でつま先はとどいた!
ちなみにオフロードモデルの「DR-Z4S」は、さらにシート高が高く、920mm。ところが展示車両にはローシートを備え「DR-Z4SM」と同等の高さまで下げたモデルが用意されていました。つまり30mm程度はパーツの変更で下げられるということです。
続いて、ふらっとやってきた“わっす”さんが跨りチャレンジ。「くぅ、キツイ……」と悪戦苦闘。わっすさんの身長は151cm。さすがに単純な足つき性という面では厳しいかもしれませんが、彼女は普段「Ninja 1000」で日本各地を走り回っていて、公道を走る上での実戦的なテクニックは持っています。固定された車両だと、イメージが湧きにくいようでしたけど、軽さに気づけばきっとスイスイ走らせちゃうはず。

▲わっすさんは、お尻を足をつく側にずらした状態で、なんとか接地。

▲わっすさんは、お尻を足をつく側にずらした状態で、なんとか接地。
ふたりとも、両足をステップに乗せると「視線が高い!」と興奮していました。そしてなぜだが、妙に背筋が伸びた、いい姿勢でにっこり。視線の高さは、本格モタードの魅力と面白さにつながっています。

モーターサイクルショー2025には「DR-Z4SM」のフォトスポットがある!
モーターサイクルショー2025のスズキブースでは、この「DR-Z4SM」のエキサイティングな走りを疑似体験できる、特設コーナーが用意されています。

せんちゃんが体験させてもらいました。背景の写真と同じようにテールスライドをイメージした角度にバイクが固定されています。

▲どのような姿勢で顔をどちらに向けるのが正解なのか分からず、キョロキョロするせんちゃん。

▲どのような姿勢で顔をどちらに向けるのが正解なのか分からず、キョロキョロするせんちゃん。

▲どのような姿勢で顔をどちらに向けるのが正解なのか分からず、キョロキョロするせんちゃん。

▲どのような姿勢で顔をどちらに向けるのが正解なのか分からず、キョロキョロするせんちゃん。

▲どのような姿勢で顔をどちらに向けるのが正解なのか分からず、キョロキョロするせんちゃん。

▲どのような姿勢で顔をどちらに向けるのが正解なのか分からず、キョロキョロするせんちゃん。
このコーナーはフォトスポットにもなっていて、大阪会場では連日大人気でした。3月28日~30日の東京モーターサイクルショー、4月4日~6日の名古屋モーターサイクルショーでも用意されるとのこと。訪れる予定の方は、ぜひ新型車との貴重な体験を思い出に残してみてください。遅めの時間帯が比較的空いていてチャンスです!

▲これもスズキの計算なのか、大阪会場では「DR-Z4SM」の跨り可能車両も背景が絶妙なフォトスポットとなっていました。混んでいる時間帯は人がたくさん写り込んじゃいますけどね。
