モーターサイクルショー2025で、大阪でも東京でも人気ブースのひとつとなったSHOEI。ヘルメットの新製品とともに、最新シールド機構にも注目が集まっている。
文・写真:西野鉄兵

シールドの調光機能も電子制御の時代が到来か?

画像1: シールドの調光機能も電子制御の時代が到来か?

モーターサイクルショー2025のSHOEIブースで、人だかりがなかなか途絶えないコーナーがあった。新たなシールド機構の調光性能がひと目で分かる体験型の展示だ。

参考出品された現在開発中の調光シールドは2種類。どちらも暗い場所ではクリアレンズに明るい場所ではスモークレンズになるというもの。

画像: SHOEI 調光シート インサートシールド(仮称) モーターサイクルショー2025 参考出品

SHOEI
調光シート インサートシールド(仮称)
モーターサイクルショー2025 参考出品

まず「調光シート インサートシールド(仮称)」は、紫外線に反応して明るさが変化する。すでに販売されている「フォトクロミックシールド」の進化版といえそうだ。

一般的なコーティング加工が施された調光シールドとは異なり、調光シートの両面をポリカーボネート層とハードコート層で挟み、傷が極力つきにくい仕様となっている。調光シートを保護することで、機能の寿命が伸び、扱いも楽になる。

調光機能を持つシールドは高価なことが多い。大事な部分がしっかりと守られたこの製品に魅力を感じる人は多いだろう。

画像: SHOEI 電子調光ドライレンズ e:DRYLENS(仮称) モーターサイクルショー2025 参考出品

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電子調光ドライレンズ e:DRYLENS(仮称)
モーターサイクルショー2025 参考出品

そしてもうひとつ参考出品されたのが「電子調光ドライレンズ e:DRYLENS(仮称)」。こちらに驚きの声を上げる来場者が絶えなかった。

シールドの側面にコントロールモジュールが備わっている。ここに充電式のバッテリーが搭載されていて、スイッチひとつで、クリアとスモークを切り替えることができるのだ。

さらに照度センサーも搭載されている。自動調光モードに設定すると、明るい場所ならスモークレンズに、暗い場所ならクリアレンズに一瞬で切り替わる。

画像: ▲展示ボックス内にはライトがあり、それを点ければシールドがスモークに、消せばクリアに、とセンサーの感度のよさや、シールド色が切り替わる早さを体感することができた。

▲展示ボックス内にはライトがあり、それを点ければシールドがスモークに、消せばクリアに、とセンサーの感度のよさや、シールド色が切り替わる早さを体感することができた。

満充電で24時間ほどスモーク状態を保てるという。USBタイプCの端子を採用し、満充電に必要な時間は約3時間。泊まりがけのツーリングでも充分に使える。

画像2: シールドの調光機能も電子制御の時代が到来か?

これまでも画期的な機構を生み出して製品化してきたSHOEI。この電子調光ドライレンズがもし手の届きやすい価格で発売されれば、新たなトレンドとなることは間違いないだろう。

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