2025年3月27日、東京モーターサイクルショーで日本初公開されたBMWモトラッドのコンセプトモデル、F450GS。スタイリッシュなルックスとオフロードを強く意識したそのいでたちから、登場と同時に世界中で話題となっているモデルです。日本でも実車が公開されたってことは、発売も近いのでは? と期待されている方も多いことでしょう。ということで、早速会場に展示された車両を細かく見ながら、どんなバイクなのか検証してみましょう!
写真:南 孝幸

コンセプトF450GSってどんなバイク?

R1300GS譲りのスタイリングを持つニューカマー!

画像: BMW MOTORRAD CONCEPT F 450GS

BMW MOTORRAD
CONCEPT F 450GS

2024年11月にEICMA(ミラノショー)で発表され、センセーションを巻き起こしたのも記憶に新しいコンセプトF450GS。Fシリーズの名前が示すように、2気筒エンジンを搭載するGSシリーズのニューカマーです。GSファミリーには、近い排気量帯にG310GSが存在しますが、こちらはシングルエンジンを搭載するエントリーモデル。F450GSは欧州のA2ライセンス制度に対応したブランニューモデル、というわけです。

画像1: コンセプトF450GSってどんなバイク?

生産はG310シリーズ同様、インドのTVSが担当する模様で、フレームは鋼管トレリス構造を採用。公表されているスペックは非常に限られていますが、車重は175kgとのことで、軽量コンパクトに仕立てられています。

画像2: コンセプトF450GSってどんなバイク?

カラーリングもさることながら、そのスタイリングは登場して間もない最新フラッグシップのR1300GSの弟分というべきもの。新世代のGSファミリーのミドルレンジを担う機種として、ユニークで斬新なフォルムが与えられています。

コンセプトF450GSの主要装備・メカニズム

ヘビーデューティー仕様だが、市販版はいかに?

画像1: コンセプトF450GSの主要装備・メカニズム

ここからは、東京モーターサイクルショーに展示された実車の各部をじっくり見ていきましょう。まずはみんなが気にしているエンジン! 搭載されるのは新開発の450cc・水冷4ストの並列2気筒ユニットで、最高出力は48HPと公表されています。

ちなみに、生産を担当すると言われているインドのTVSは単気筒ユニットの生産経験はありますが、2気筒エンジンの生産は初めて。これまでFシリーズの2気筒ユニットは中国のロンシンが生産を担当しており、このユニットがどちらの生産となるのかは不明です。いずれにしましても、A2ライセンス枠に対応した、力強いユニットのようです。

画像2: コンセプトF450GSの主要装備・メカニズム

エキゾーストはアクラポビッチ製。これだけの完成度の高さなので、そのまま純正アクセサリーとして採用されそうな印象を受けます。サイレンサーは右1本出しのアップタイプで非常にコンパクトにできているのも特徴です。

画像3: コンセプトF450GSの主要装備・メカニズム

「X」の文字をかたどったLEDヘッドライトは、R1300GSのイメージを色濃く受け継いだもの。R1300GSでは中央部にプロジェクターランプが備わっていましたが、こちらはコンセプトのせいか、LEDポジションランプのみとなっています。スモークスクリーンは小ぶりですが角度を立ててセットされており、防風効果にも期待できそうです。

画像4: コンセプトF450GSの主要装備・メカニズム

タンクはやや小ぶりで、ボディデザインに見合った形状。サイドにはタンクバッグなどのアクセサリーを装着するためのアタッチメントとおぼしきフックが付いています。G310GSのタンク容量が11リットルなので、さすがにもう少しは……とつい期待してしまいますが、容量が気になります。

画像5: コンセプトF450GSの主要装備・メカニズム

大きなカラーTFTメーターは6.5インチ。最新のBMW車に装備されているものと同サイズになります。注目していただきたいのは左グリップで、大型モデルと同様の、ホイールタイプのメニューセレクターが備わっています。左右のスイッチボックスも大型モデルと同じ形状。ライディングモードや多彩なメニューの標準装備化が期待できますね。

画像6: コンセプトF450GSの主要装備・メカニズム

シートはライダーの着座位置の自由度が高いオフロードスタイル。コンセプトなのでこのまま商品化されるかは分かりませんが、おそらく市販型はもう少し肉厚の、GSらしいセパレートシートが標準となるのではないでしょうか。シートレールはそのままむき出しとなっていて、フェンダーも極小。テール部分の赤いマーキングは、このあたりにテールランプが付く……と言っているかのようです。

画像7: コンセプトF450GSの主要装備・メカニズム

フロントフォークは倒立で、ホイールは前後ワイヤースポーク。コンチネンタル製のブロックタイヤを装着していて、オフロード志向が強いようにも見えますが、フロントホイールは19インチを採用しています。市販型はおそらく、オンロードユースも視野に入れた、オールラウンダー的な「GSらしい」キャラクターになっているのではないでしょうか。

画像8: コンセプトF450GSの主要装備・メカニズム

しっかりとしたスイングアームはおそらくアルミ製。リアタイヤのサイズは150/70B17で、ブレーキキャリパーはインドのBYBRE製となっています。展示車はブロックタイヤを装着していますが、市販版はアナキーアドベンチャーなどのオールラウンドタイヤを装着するのではないでしょうか。

市販化の可能性は? 発売はいつごろ?

2026年春ごろには日本でも発売と発表

画像: The brand-new BMW Concept F 450 GS www.youtube.com

The brand-new BMW Concept F 450 GS

www.youtube.com

東京モーターサイクルショー2025でのお披露目の際に、BMWモトラッドはこのバイクの市販化を明言しました。以前から「できるだけそのままの形で市販したい」とはコメントしていましたが、市販化確定をアナウンスしたのは今回が初となります。

画像: 市販化の可能性は? 発売はいつごろ?

そうなれば気になるのは発売時期! 東京モーターサイクルショーのプレスカンファレンスの席上では2026年春頃には、というアナウンスも出ましたので、おそらく2025年秋のEICMA(ミラノショー)ぐらいまでには市販バージョンがお目見えし、来春には発売となるものと思われます。さらなる詳細は月刊『オートバイ』6月号でもご紹介しますので、そちらもお楽しみに!

コンセプトF450GSの写真一覧(19枚)

文:松本正雅/写真:南 孝幸、BMWモトラッド

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