イタリアの名門バイクメーカー、ドゥカティが同社初となるモトクロスバイク「Desmo450 MX」を市販車として正式発表しました。欧州価格で12,990ユーロ、プレミアブランドとして知られる同社としては、お手頃といえるプライスかもしれません

画像: ドゥカティ、初の市販モトクロスバイク「Desmo450 MX」を欧州・北米で発表

Ducati
Desmo450 MX
12,990ユーロ

画像: - YouTube youtu.be

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革新的なデスモドロミックエンジン

Desmo450 MXの心臓部は、モトクロス史上初となるデスモドロミックバルブ機構を採用した449.6cc単気筒4ストロークエンジンです。最高出力63.5馬力(9,400rpm時)、最大トルク53.5Nm(7,500rpm時)を発揮し、レブリミットは11,900rpmとのこと。デスモドロミック機構により、バルブスプリングを使用せずにバルブを機械的に開閉することで、高回転域での優れた性能を実現。ボアとストロークは96×62.1mm、40mmの吸気バルブ(チタン製)と33mmの排気バルブ(中空スチール製)を採用しています。

画像1: 革新的なデスモドロミックエンジン
画像2: 革新的なデスモドロミックエンジン

特筆すべきは、すでに4,200rpmで最大トルクの70%を発揮する特性で、コーナー出口での加速性能と取り回しの良さを両立。この特性により、旧来の450ccモトクロッサーよりも扱いやすさを目指したそうです。冷却システムに菱形の形状をしたラジエーターを採用しているのもおもしろいポイント。コンベンショナルな形状と比較して6.5%広い放熱面積を確保しながらも、コンパクトな設計により前方への動きの自由度を高めています。

メンテナンスはピストン交換とバルブクリアランスチェックは45時間毎、エンジンの全面オーバーホールは90時間毎とモトクロッサーの標準的なスペック。

軽量アルミフレームと高性能パーツ

画像1: 軽量アルミフレームと高性能パーツ
画像2: 軽量アルミフレームと高性能パーツ

車体は104.8kg(燃料除く)という軽量ボディ。アルミニウム製ペリメーターフレームは8.96kgに抑えられ、他社モデルの約半分となるわずか11のコンポーネントから成り、溶接部分を最小限に抑えることで構造的安定性を高めた仕様。

サスペンションはショーワ製で、フロントにはスプリング式の49mmUSDフォーク(ストローク310mm、カシマコート)、リアにはフルアジャスタブルショックアブソーバー(ホイールトラベル301mm)を装備しています。

画期的な電子制御システム

近年驚異的な強さを誇るMotoGPやスーパーバイクでの経験を活かし、Desmo450 MXには他社とは違ったトラクションコントロールシステムを導入。実際のリアホイールのスリップと車両ダイナミクスの慣性測定に基づいてパワーカットを調整する効果的なシステム(特許出願中)とのことで、ジャンプなどの状況では自動的に作動を停止し、またライダーがクラッチレバーを軽く押すことで一時的に解除することも可能(数秒後に自動的に再開)。介入レベルは4段階から選べるそうです。

また、電子制御にはローンチコントロールとモトクロッサーではあまり調整できる項目に入っていないエンジンブレーキコントロールも含まれ、DTCと同様にX-Linkアプリを通じて2つのプリセットを設定できるとのこと。シフトアップ時に作動するクイックシフターも装備しておりトレンドを抑えています。

Desmo450 MXの価格は、欧州では12,990ユーロ(約210万円)、北米では11,495ドル(約175万円)、イギリスでは£11,245(約215万円)に設定されています。これはKTMの450 SX-F(12,599ユーロ)と比べるとわずかに高く、ヤマハのYZ450F(10,999ユーロ)やトライアンフのTF450RC(10,995ユーロ)と比較すると約18%高めの設定ですが、元々プレミアブランドのドゥカティ、この価格差は、デスモドロミック機構や先進の電子制御システムを鑑みても納得できるものでしょう。販売は2025年6月から欧州の選定されたディーラーで開始され、7月には北米、その後他の地域へと展開される予定だそうです。日本の公式WEBサイトはまだ公開されていません。

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