メディア向けの輸入車試乗会「JAIA(ジャイア)」が2025年4月9日に、神奈川県の大磯ロングビーチで開催されました。私たちwebオートバイ編集部は葉月美優さんをライダーに迎え、彼女が気になっていたという計10機種を撮影&試乗! この記事では、モト・グッツィ「V7 ストーンコルサ」のファーストインプレッションをお届けします。
テスター:葉月美優/写真:西野鉄兵/まとめ:大冨 涼

葉月美優(はづき みう)

レースクイーンやアイドル、モデルとして活躍するかたわら、自身のYouTubeチャンネルではバイクライフの模様を日々更新中。webオートバイでは週2回、コラムを更新しています。愛車はスズキ・GSR250、ホンダ・CBR250RR、アプリリア・トゥオーノ660の3台。

モト・グッツィ「V7 ストーン コルサ」初見の感想&試乗レビュー

画像: Moto Guzzi V7 Stone Corsa 総排気量:853cc エンジン形式:空冷4ストOHV2バルブV型2気筒 シート高:780mm 車両重量:218kg(燃料90%搭載時) 税込価格:155万1000円

Moto Guzzi
V7 Stone Corsa

総排気量:853cc
エンジン形式:空冷4ストOHV2バルブV型2気筒
シート高:780mm
車両重量:218kg(燃料90%搭載時)

税込価格:155万1000円

──デザインやカラーなど、見た目で好きなポイントを教えてください。

画像1: モト・グッツィ「V7 ストーン コルサ」初見の感想&試乗レビュー

一番は、このフロントマスクです。もともと丸目一灯のモデルって、個人的にはあまり好みでないのですが、特徴的なライトのデザインとビキニカウルがとってもよくマッチしていて、なんだかこう、スタンダードな丸灯のイメージとは一味違った雰囲気を醸しているのが素敵なんですよね。

エンジンが大きく左右に張り出しているのでどっしりとした雰囲気がありますが、ビキニカウルや、ほどよくアップなサイレンサーが、スポーティさを感じさせてくれます。

画像2: モト・グッツィ「V7 ストーン コルサ」初見の感想&試乗レビュー

あと、ブランドのエンブレムである翼を広げたワシが、タンクだけでなくサイレンサーにもあしらわれていておしゃれです。シルバーの塗装部分にはラメ感があって、生で見るとてもかっこいいです。赤とシルバーの色合いも、なんだか高級感があって良いですよね。

メーターの形もヘッドライトと似ていて、ワシが翼を広げているみたいだな、と感じました。ウインカーを出すと、左右にある翼っぽい部分がそれぞれ点滅するので可愛らしいです。デザインのこだわりを感じました。

──足つきやライディングポジションはいかがですか?

ポジションはゆったりしていて、ステップの位置も一般的なロードスポーツモデルと比べると、少し前側についています。ハンドルの位置が遠くなく、幅もさほど広くないので、乗車姿勢でもしっかりと肘にゆとりができます。小柄な女性でも、不自由のないライディングポジションだと感じました。

シートの幅は少し広めで、若干足が開き気味になりました。けれどその分、座面は広いので、やっぱり乗っているときの“ラクさ”は格別です。

画像3: モト・グッツィ「V7 ストーン コルサ」初見の感想&試乗レビュー

車重がある分、取り回しはちょこっとパワーが要りますね。スタンドも若干出しにくいかな、と感じました。

ただどちらも、ものすごく大変! というワケではなかったので、慣れてしまえば気にならない範囲かと思います。

画像4: モト・グッツィ「V7 ストーン コルサ」初見の感想&試乗レビュー

──試乗してみていかがでしたか?

ポジションや見た目などから、ゆったりとクルージングするのが得意なモデルなんだろうな、って思っていたのですが、予想以上にスポーティな走りを楽しむことができて、そのギャップに衝撃を受けました(笑)。

とにかくエンジンがパワフルで、加速も申し分なく、スロットルを開けたら車体がぐうっとついてきてくれるんです。

ステップの位置的に、スラロームとかってやりにくいんじゃないかな……と思っていたのですが、そんな不安は全く感じることはなく、むしろ車体と一体になってキビキビと走れました。重量があるからか、常に車体が安定していて、低速でのUターンも楽々できました。

海沿いをゆったりツーリングするだけでなく、むしろくねくねした山道なんかにも行きたくなるモデルですね!

画像5: モト・グッツィ「V7 ストーン コルサ」初見の感想&試乗レビュー

──デザイン・乗り味などすべて含めた上で気に入ったポイントを教えてください。

見た目と走りとのギャップが想像以上なので、そこがお気に入りのポイントです。

各部にこだわったデザインとゆとりのあるライディングポジションは、所有欲やクルージングモデルとしての楽しさなんかを満たしてくれるのかと思っていましたが、乗り出したらもう、どんどん走りたくなってきちゃうんです!

ゆったりも乗れるけれど、スポーツ走行もしっかり楽しめるっていう、欲張りなモデルって、なかなか出会う機会がなかったんですが、これはスポーティな走りを楽しみたい私も満足できる、パワフルなバイクだと感じました!

画像6: モト・グッツィ「V7 ストーン コルサ」初見の感想&試乗レビュー

モト・グッツィ「V7 ストーン コルサ」の主なスペック・製造国・価格

全長2165mm
ホイールベース1450mm
シート高780mm
車両重量218kg(燃料90%搭載時)
エンジン形式空冷4ストロークOHV2バルブ90°V型2気筒
総排気量853cc
ボア×ストローク84×77mm
最高出力48kW(65HP)/6800rpm
最大トルク73N・m/5000rpm
燃料タンク容量21L
変速機形式6速リターン
ブレーキ形式(前・後)Φ320mmダブルディスク・Φ260mmシングルディスク
タイヤサイズ(前・後)100/90-18・150/70-17
製造国イタリア
メーカー希望小売価格155万1000円(消費税10%込)

テスター:葉月美優/写真:西野鉄兵/まとめ:大冨 涼

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