ZZR1100 D型の系譜
'93-ZZR1100[D1]
C型の基本メカニズムをリファインして超高速性能に磨きをかけたD型。左右対称なラムエアインテークのフロントマスクが印象的。燃料タンクも容量拡大、燃料計も装備された。
'94-ZZR1100[D2]
D2ではメカニズム面での変更は行われず、カラーリングの変更のみ。サイドにグラフィックが入ったツートンカラー2タイプと、シンプルなソリッドカラー2タイプを用意。
'95-ZZR1100[D3]
ヨーロッパでの騒音規制対応のため、マフラーの構造変更、スプロケ設定の見直しなどが行われた。さらにキャブセッティング変更、ミッションの改良などで熟成を図っている。
'96-ZZR1100[D4]
カラーリングのラインアップが、グラフィックの入らないシンプルなものだけに設定になったことと、リアカウルの1100ロゴが立体エンブレムに変更された以外、主要諸元はD3と同内容。
'97-ZZR1100[D5]
D4と同様の落ち着いたイメージを受け継ぐ新カラーが選択された。標準装着タイヤがブリヂストンからダンロップに変更されたこと以外は、メカニズム的にはD4と共通。
'98-ZZR1100[D6]
アンダーカウルがシルバーに塗られた新カラーを採用。排ガス規制への対応のためにマフラーに触媒を内蔵したモデルも登場、このモデルはカウルのサイドへKLEENの文字が入る。
'99-ZZR1100[D7]
D6ではシルバーに塗られていたフレームのカラーがブラックに変更され、ボディのカラーリングも変更されたのがD7。メカニズムなどは基本的にD6と共通だ。
'00-ZZR1100[D8]
2000年モデルのD8は、カラーリングもメカニズムも前年のD7からの変更点はなく、形式のみが改められた事実上同一のモデルだといえる。
'01-ZZR1100[D9]
ZZR1100の最終モデル。最高速度規制のために速度計が320㎞/hスケールから280㎞/hスケールに変更され、排ガスを浄化するKLEENも標準装備に。カラーは1色のみの設定だった。
オートバイ&RIDE 2016年8月号