建設中のビルで流火と勝負! 自由自在が魅力のトライアルマシン
バイアルスは、1973年当時、トライアル黎明期の日本ではモトクロッサー改造のトライアルマシンが主流だった中で発売された、国産初の市販トライアルバイク。バイアルスという車名は、トライアル走行に適したバイクを意味する造語。意味扱いやすいパワー特性を備えるCB125 系の4 スト空冷シングルエンジンを、ハンドル切れ角の大きい、スリムで軽量なセミダブルクレードルフレームに搭載、機能美あふれる個性的スタイルも特徴。70 年代を通じてトライアル入門向けマシンとして人気を集め、日本国内でのトライアル競技の普及に大きな役割を果たした1 台。初期型のエンジンは排気量122cc だったが、1975 年7 月以降はボアが拡大されて124cc となり、シリンダーヘッドの形状なども異なる。
協力:株式会社KADOKAWA