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WEBで話題の擬人化マンガが本誌初登場!! 80年代が蘇る往年の名車&レジェンドライダー特集! 月刊オートバイ最新9月号
名作『ふたり鷹』をフィーチャー! 伝説のマシン&レーサーも大量掲載!!
現在、発売中のオートバイ最新号。耐久レースをメインテーマにした不朽の名作『ふたり鷹』の魅力に迫りつつ、80年代の名車&レジェンドレーサーを大特集。僕らを熱くさせたマシン、伝説のライダーが初掲載写真と共に現代に蘇ります!
好評連載中、柏秀樹の『IQライディング』に続き、WEBで話題の『バイク擬人化菌書』が新連載スタート! 新作を引っさげて本誌初登場です。さらに、この秋、新刊発売予定の『カスタム虎の穴 ていねい整備編』のグリース編は今月号でクライマックス! ということで、今月号も見逃せないオートバイ9月号は、全国書店、コ...
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漫画『ふたり鷹』にみる80年代の名車たち モト・エルフ
革新独創、奇妙奇天烈! 世界のホンダが目を付けた!
フランス国有の石油会社としてスタートした「エルフ」が、革新的技術のアピールとして開発、製造したのがモト・エルフだ。 1978年、パリで行なわれたモーターショーで姿を現した初号機「エルフX」は、フロント片持ちサスペンションにフルカバードボディという革新的なルックスでオートバイの世界に一大センセーションを巻き起こすことになる。
それは、パイプフレームにエンジンを搭載し、フロントにテレスコピックフォークを、リアにスイングアーム+サスペンションを持つという当時のオートバイの基本概念を大きく逸脱したもので、メインフレームを持たず、エンジンに締結さ...
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『ふたり鷹FANBOOK』7月19日発売!
カラー原画や、作者自身が語る執筆秘話も掲載!
本格レースバイク漫画の草分け的存在である、新谷かおる作の『ふたり鷹』。作中に登場する魅力あるキャラクター、時代を象徴する数々のバイクたち、耐久レースをメインとしたドラマチックなストーリーがFANBOOKシリーズで蘇る! かつての名車も多数登場し、『ふたり鷹』の世界観を感じられる1冊となっている。
内容紹介
The ART Gallery
~カラー原画で愉しむ ふたり鷹ワールド
Story Notes
~エピソードごとに本編を詳細に解説
Character
~オリジナルキャラと実在人物を徹底紹介
Machine
~実車とともに振り返るバイク&ク...
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漫画『ふたり鷹』にみる80年代の名車たち MORIWAKI MONSTER
市販車に先んじて車体の重要性を認識したモリワキ
沢渡が初出場の鈴鹿4時間耐久で優勝、そのご褒美に「撮影スタッフ」として参加が許された翌日の鈴鹿8耐で、撮影車として使用されたのが、このモリワキ・モンスターだ。車名の「モンスター」は78年ごろから使われ始めたが、オリジナルアルミフレーム+カワサキZ1000エンジンを使用したのは81年が初めてだった。
モリワキの総帥・森脇護さんは、元はレーシングライダー。ヨシムラにエンジンチューニングを依頼したが、フレームはノーマルのままだったため、車体の重要性を認識。自ら「モリワキエンジニアリング」を設立し、オリジナルフレームの開発を始めるのだ。小排気量レー...
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漫画『ふたり鷹』にみる80年代の名車たち HONDA CBX400F RSC
CBX のキット車を駆り、沢渡がサーキットで躍動
CB400FOURが生産中止となった後、カワサキ、ヤマハ、スズキが相次いで発売した4気筒400ccモデル。4メーカー最後発として、あらためてホンダが1981年に投入したのがCBX400Fだ。ホンダは、最後発のハンデを挽回しようと、CBXに「付加価値」をイメージづける。それが、当時盛り上がり始めていたレースへの「敷居の低さ」。CBXの戦闘力を生かして、軽いモディファイだけで出場できる「スーパーストリート」(=SS)クラスを創出したのだ。
正式名称は「スーパーストリート400オートバイレース」。ちょうど、4輪モデルであるシビック(ワンダー以前...
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漫画『ふたり鷹』にみる80年代の名車たち KAWASAKI Z400GP
作中では徹底した軽量化でゴール前でバラバラに
Z400GPは、Z400FXの後継モデルとして1982 年に発売。FXよりも5PSアップした空冷DOHCエンジンは48PSを発揮し、これを新設計のシャシーに搭載。リアサスペンションにはモノショックのユニトラックシステムが採用され、メーターはマイコン制御の液晶モニターが搭載されるなど、技術の粋を集めた意欲作であったが、国内4メーカーの激しい開発競争の煽りを受け、翌1983 年には後継機種となるGPZ400が登場してしまい、販売期間わずか2年という短命に終わった。
作品中では沢渡鷹がこのZ400GP を駆って関東大学自動車部チームから「競争技世界...
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漫画『ふたり鷹』にみる70/80年代の名車たち CHEVROLET CORVETTE STINGRAY
緋沙子が愛して止まない怒濤のアメリカンV8スポーツ
沢渡 鷹の母親であり、「ふたり鷹」のセクシー番長。本作のヒロインのひとり、緋沙子の愛車がシボレー・コルベット・スティングレイ。アメリカを代表するハイパフォーマンス・スポーツカーで、男勝りな緋沙子にピッタリの1台だ。ちなみに「スティングレイ」とはアカエイ科の意味で、当時の開発担当者が釣り好きだったことから由来しているとされる。
緋沙子の愛機はC3と呼ばれる3代目で、デビューは1968年。ボリュームある前後フェンダーを持つFRPボディは車体中央を絞り込んだ抑揚の効いたボディラインで、コカ・コーラのボトルになぞらえて「コークボトルライン」と呼...
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漫画『ふたり鷹』にみる80年代の名車たち HONDA CB1100R
尾藤部長の愛車はマニア垂涎のスーパースポーツ
1967年シーズン限りでロードレース世界GPから撤退、ワークスチームとしてのレース活動を休止したホンダ。それから8年を経た1975年、ホンダは久々に国際レースへの復帰を決断。HERT(ホンダ・エンデュランス・レーシングチーム)を結成、ヨーロッパ耐久選手権へのチャレンジを開始した。CB750FOURをベースに、DOHC化などの大改良を加えたワークス耐久レーサーRCBを開発し、瞬く間に世界の耐久レースを席巻するようになっていく。
こうやって耐久レースで培われた技術を活かして、CB750FOURの後継モデルとして1979年にCB750F/900Fが...
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漫画『ふたり鷹』にみる80年代の名車たち HONDA HAWK Ⅲ CB400N HONDA CB250RS-Z
東条との初対面のあと借りたホークⅢで事故現場へ
ホークⅢは、空冷並列2 気筒エンジンを搭載するホークⅡをベースとして、ヨーロピアンスポーツ風のスタイルとしたモデルとして1978年8月に登場。写真はカラーリングが変更された1979年7月発売のモデルで、作中にはこのカラーリングのホークⅢが登場している。(写真は1979年型、諸元は1978年型のもの)。
峠で流火が乗っていた軽量シングルスポーツ
1980年に登場し、軽量でスリムな車体で人気を博したシングルスポーツのCB250RS。1981年3月には圧縮比と燃焼室形状の変更でパワーアップ、セミエアフォーク、デュアルピストンキャリパー、
セルスタ...
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漫画『ふたり鷹』にみる80年代の名車たち HONDATL125 BIALS
建設中のビルで流火と勝負! 自由自在が魅力のトライアルマシン
バイアルスは、1973年当時、トライアル黎明期の日本ではモトクロッサー改造のトライアルマシンが主流だった中で発売された、国産初の市販トライアルバイク。バイアルスという車名は、トライアル走行に適したバイクを意味する造語。意味扱いやすいパワー特性を備えるCB125 系の4 スト空冷シングルエンジンを、ハンドル切れ角の大きい、スリムで軽量なセミダブルクレードルフレームに搭載、機能美あふれる個性的スタイルも特徴。70 年代を通じてトライアル入門向けマシンとして人気を集め、日本国内でのトライアル競技の普及に大きな役割を果たした1 台。初...
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漫画『ふたり鷹』にみる80年代の名車たち YAMAHA TZ250
初めてサーキットを走った沢渡が、東条と同じ市販レーサーでバトル
市販レーサーTD-3 を水冷化したのが初代TZ250。1976 年にはモノクロスサスペンションとディスクブレーキ、1977 年型にはサイレンサーを装備するなどの改良が続いた。1979 年型はフレームワークを一新し、タンクやシートカウルの形状もYZR500 を思わせる斬新なものに変更。パワージェット付きキャブレターやアルミスイングアームも採用され、大きく性能を高められている。
1981 年には各部が専用設計となり、大幅にパフォーマンスアップを果たすことになる。外装やフロントフェンダーの形状から、作中で東条が所属するブルーウェイ...
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漫画『ふたり鷹』にみる80年代の名車たち HONDA CBX400F
東条が乗り継いだ新世代400スポーツ
Z400FXは、まぎれもなくミドルクラスに4気筒人気を定着させたモデルである。しかし、その400ccクラス(350ccも含めて)に初めて4気筒モデルを投入したのは、実はホンダだった。1972年のCB350FOUR、そして74年のCB400FOUR。69年に発売され、日本どころか世界中にセンセーションを巻き起こしたCB750FOURのインパクトを国内ミドルクラス
にも、という目論見だったが、4気筒のメカニズムというより、350はそのオーソドックスすぎるスタイリングが、そして400は抑え目の走行性能が災いし、短命に終わってしまう。
しかし、77年に400...