欧州で突然名前が出た新スポーツ「700T」とは?

欧州で開催されたカンファレンスに、今後の予定車リストとして突如現れた「GSX700T」という車名。現地メディアではこれこそ「市販版リカージョンではないか?」という憶測が始まっているが、だとしたらどんな内容なのか気になるところ。そこで、予想CGとともに、現時点での噂をまとめてみたぞ!

画像: さまざまな憶測が飛び交っているが、今回はあえて「リカージョンの進化形」をテーマに新形状のフレームを加えながら予想CGを製作してみた。実車を早く見たい!(本誌予想 CG:ATSUSHI TSURUOKA)

さまざまな憶測が飛び交っているが、今回はあえて「リカージョンの進化形」をテーマに新形状のフレームを加えながら予想CGを製作してみた。実車を早く見たい!(本誌予想 CG:ATSUSHI TSURUOKA)

ひょんなことから再浮上、しかし登場は19年以降か?

ギリシャで開催されたスズキの現地法人ミーティング。スライドショーで「今後の予定」が映し出された際、会場はどよめいた。上映された機種リストは、一部希望的観測のものも含んでいて、信ぴょう性では疑問の残るものだったようだが、そこには聞いたことのないモデル名が含まれていたからだ。

 GSX700T。

近年のスズキ車にはなじみのない「T」という名前に、欧州メディアは「TはターボのTでは?」と色めき立っている。そう、なぜなら、前回の東京モーターショーでスズキは600㏄クラスのエンジンにターボを組み合わせ「XE7」として参考出品したからだ。

それ以降、左上の図版のような、このXE7エンジンを搭載するフレームレイアウトの特許図版も公開されているため、いよいよ登場なのか、という話になったわけだ。ということで、本誌でも最新情報をもとに、ここにあるCGを製作してみた。

しかし、本誌が知る限り、今年度の登場はない模様で、早くても来秋のインターモト以降、が有力。しかしながら、単なる先走り情報というわけでもなさそうな展開なので、今後に期待したいところだ。

画像: 2年前の東京モーターショーに出展されたXE7エンジン。600㏄クラスのDOHCツインで、後方排気のリカージョンとは異なり、こちらは前方排気で、インタークーラーも採用する。

2年前の東京モーターショーに出展されたXE7エンジン。600㏄クラスのDOHCツインで、後方排気のリカージョンとは異なり、こちらは前方排気で、インタークーラーも採用する。

画像: リカージョンではアルミ製のツインチューブフレームを採用していたが、こちらの特許図版ではフレームはスチールパイプのトラスタイプに変更されているのがわかる。

リカージョンではアルミ製のツインチューブフレームを採用していたが、こちらの特許図版ではフレームはスチールパイプのトラスタイプに変更されているのがわかる。

画像: トラスフレームを採用した理由は、おそらくターボユニットやインタークーラーなど、補器類の多いエンジンゆえ、スペースの自由度が高いトラスの方が有利だからと思われる。

トラスフレームを採用した理由は、おそらくターボユニットやインタークーラーなど、補器類の多いエンジンゆえ、スペースの自由度が高いトラスの方が有利だからと思われる。

「前作」は大人のスポーツ

4年前の東京モーターショーに参考出品された「リカージョン」は大きな話題となったコンセプトモデル。リッタークラスのパワーをミドルクラスで実現し、高性能と省燃費の両立を狙ったもので、大人のための高級スポーツバイク、というコンセプトのもと、上質さを追求した優美なフォルムのスタイルと高級素材が駆使された。

画像: SUZUKI RECURSION

SUZUKI RECURSION

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