毎月訪れる関門海峡〜
富士市で1泊し、福岡県福岡市での取材に向けド〜ンっとリッチな移動日になります。前日の打ち上げでハシャギ過ぎたものの、大胆な寝坊もありじゃな〜い! と、これでもかとゴロゴロしていたら、関門海峡に着く頃にはドップリと日が暮れているのでありました。
エンジンは小粒でもガッシリしたガタイが活きる!
時流のスタイリッシュ形状のタンデムシートは、荷物のラッシングがなかなか困難なので、旅人の出ばなを挫くことでしょう。私は大荷物を抱える旅人ではないで、最低限の着替えやアメニティグッズをコンパクトにまとめ、スタイリッシュさを近所の奥さん方にアピールしてみます。が、しかし。イメージとはほど遠い積載オーバーな様相に、奥さん方は苦味虫を噛んだ表情に。しかも、ラッシングロープをリアフェンダー裏に回さなければならないといった、アクロバティックな手法をとらなくてはならない結果に。さらに、燃料タンクは樹脂製カバーに覆われているので、マグネット式のタンクバッグの鎮座を許さず、リュックかウエストバッグに頼らざるえないスタイルに。
走り出して早々に、200cc並のパンチの効いたチカラを味わうことができるのです。旨味というべきでしょうか、いきなりジクサーの醍醐味を満喫出来る演出がされています。車格に見合わないというべきでしょうか、蕎麦を頼んだら天ぷらがおごられて出てきた、そんなお得感に浸ることができます。今一歩、もう一歩と、もっと先に往きたくなる疾走虫がうずきまくるニクいキャラクターなのです。(続きは明日)
写真:関野 温/Pisssin(Office夢幻/BIGBANG,corp,ltd.)
静岡県清水市〜福岡県福岡市へ 2日目 985.5km (高速道路オンリー)
SUZUKI
GIXXER150
インドで生産され、東南アジアなどで高い人気を集めているライトウェイトスポーツ・ジクサーが、この2017年春から日本国内でも発売開始。個性的なフロントマスク、ボリュームのあるタンクとスリムなシートなど、GSX-SやGSRシリーズにも通ずるイメージのスーパーネイキッド的なスタイリングが印象的。搭載されているエンジンは、フリクションの低減や燃焼効率向上でパワフルさと燃費向上を図った、専用開発のコンパクトな154 cc空冷単気筒。軽量で剛性の高いフレームに前後輪ディスクブレーキ、大径インナーチューブのフロントフォーク、7段階調整式のリヤサスペンションといった充実した造りの車体で、軽快な走りを可能としている。軽二輪ロードスポーツの中でも極めて低く抑えられた価格にも注目だ。
Color Variation:
グラススパークルブラック×キャンディソノマレッド/トリトンブルーメタリック/グラススパークルブラック
●全長×全幅×全高:2005×785×1080㎜
●ホイールベース:1330㎜
●シート高:785㎜
●車両重量:135㎏
●エンジン形式:水冷4ストOHC2バルブ単気筒
●総排気量:154㏄
●ボア×ストローク:56.0×62.9㎜
●圧縮比:9.8:1
●最高出力:14PS/8000rpm
●最大トルク:1.4㎏-m/8000rpm
●燃料供給方式:フューエルインジェクション
●燃料タンク容量:12L
●キャスター角/トレール量:24.0°/105㎜
●変速機形式:5速リターン
●ブレーキ形式 前・後:シングル・ディスク
●タイヤサイズ 前・後:100/80-17・140/60R17
価格=32万1840円(ツートーン)/31万6440円(ソリッドカラー)