暁前の川崎の工業地帯
RIDEの巻頭特集の撮影のために、川崎は京浜工業地帯に。夜が明ける前から撮影がスタートする巻頭特集撮影部隊とともに出番を待つ、私。ブルーサンダースMk-Ⅱの撮影が進む中、遠巻きにジクサーを撮影する、私。松川カメラマンの様に撮りたいと願う、私。
最終日は気になる尻座りと燃費についてです!
それでは、尻座り研究所の所長の威信に掛けて、尻座り事情を。車体のスリムさがダイレクトに活かされたシート前部は、スマートな足の上げ下ろしを楽にします。これ、スリムバイクの利点ですが、幅を持たすことができないという反面もあるのです。ト〜ゼン、幅が一番あるであろう後端をもってしても、見るからに幅狭っ! なのですが、タンデム部との段差の影響がないため、意外なほどフラット面が広く、どっしりおケツを預けることが可能なのです。シート肉厚も充分にして硬めの設定で、沈み込み過ぎることがなく、ほのかな体重移動のみで定点アタックを回避できる仕様で、もっちりケツが鈍痛に見舞われることはありませんでした。狭いスペースでありつつ、効果を最大限に引き出す構造に感激ひとしおです。
最後に燃費のお話です。予定を詰め込み過ぎたワケでもないのですが、ほとんど高速道路での走行となってしまいました。燃費が悪くて26Km/Lで、良くて33Km/Lとかなり幅が出ているのも、同じ高速道路でも山間部が続く場所の影響か? で、試しに8000回転をキープした90km/h前後走行をした412Km区間では、48.72Km/Lに跳ね上がる結果に。
東京都新橋〜神奈川県川崎市〜東京都葛飾区へ 最終日 52.3km (下道オンリー)
全走行距離:3,468.1km
給油TOTAL:107.11L
燃費:32.37km/L
SUZUKI GIXXER150
インドで生産され、東南アジアなどで高い人気を集めているライトウェイトスポーツ・ジクサーが、この2017年春から日本国内でも発売開始。個性的なフロントマスク、ボリュームのあるタンクとスリムなシートなど、GSX-SやGSRシリーズにも通ずるイメージのスーパーネイキッド的なスタイリングが印象的。搭載されているエンジンは、フリクションの低減や燃焼効率向上でパワフルさと燃費向上を図った、専用開発のコンパクトな154 cc空冷単気筒。軽量で剛性の高いフレームに前後輪ディスクブレーキ、大径インナーチューブのフロントフォーク、7段階調整式のリヤサスペンションといった充実した造りの車体で、軽快な走りを可能としている。軽二輪ロードスポーツの中でも極めて低く抑えられた価格にも注目だ。
Color Variation:
グラススパークルブラック×キャンディソノマレッド/トリトンブルーメタリック/グラススパークルブラック
●全長×全幅×全高:2005×785×1080㎜
●ホイールベース:1330㎜
●シート高:785㎜
●車両重量:135㎏
●エンジン形式:水冷4ストOHC2バルブ単気筒
●総排気量:154㏄
●ボア×ストローク:56.0×62.9㎜
●圧縮比:9.8:1
●最高出力:14PS/8000rpm
●最大トルク:1.4㎏-m/8000rpm
●燃料供給方式:フューエルインジェクション
●燃料タンク容量:12L
●キャスター角/トレール量:24.0°/105㎜
●変速機形式:5速リターン
●ブレーキ形式 前・後:シングル・ディスク
●タイヤサイズ 前・後:100/80-17・140/60R17
価格=32万1840円(ツートーン)/31万6440円(ソリッドカラー)