やっぱり便利なバックパックに再注目!

ツーリングライダーを観察していると、ほとんどのオートバイがタンクバッグかシートバッグ、またはその両方を装着し、さらにサイドバッグを加えている人もいる。一方で街乗りライダーはバックパック(リュックサックはドイツ語)を背負うだけ、というのが多数派。短時間の移動なら背負うことによる身体への負担も気にならないし、オートバイから離れるとき、再び乗るときにバッグ着脱の手間が掛からず、背負ったまま歩くのも楽。身に付けているので落としたり置き忘れたりという心配もなく、転倒時に背中を守るクッション代わりになることもメリット。バックパックは実に機動的なアイテムだ。

バックパックはもともとアウトドア用だけにスポーツブランドの製品が多く、ファッション性の高いものもあるが、機能的にはシンプルなものが主流。機能的な差は気室(荷物を入れる部分)がひとつか、ふたつに分かれているかと、外側のポケット個数が異なる程度。

対してオートバイ用品メーカーブランドのバックパックは機能優先。小物を収納しやすいように多数の外部ポケットを備えたタイプや完全防水タイプ、デイパックにもヒップバッグにもなる製品など、ライダーの多様な使い方に応える実用的な工夫が凝らされている。

街乗りやオフロードだけではなく、乗り降りの多いツーリングでも思いのほか使いやすい。
「バックパックなんかどれでも大差ない」と思っていたら大間違い。たとえスポーツブランド、アウトドアブランド製品の2倍、3倍の価格でも、手に取って、そして背負ってみれば価値を実感できるはずだ。

ROUGH&ROAD アタックザック RR6052 ■価格:1万8792円

画像: ハードなオフロードライダーの定番となっているアタックザック。同社の創世記に登場し、改良に改良を重ね、現在の製品は8代目というだけに実用性は群を抜いている。

ハードなオフロードライダーの定番となっているアタックザック。同社の創世記に登場し、改良に改良を重ね、現在の製品は8代目というだけに実用性は群を抜いている。

画像: バッグ内側に軟質のフレームを持ち、荷物の量に関わらず型崩れしないことが特徴。メーカーは推奨していないが、写真のようにヘルメットを運ぶこともできる収納性が魅力。

バッグ内側に軟質のフレームを持ち、荷物の量に関わらず型崩れしないことが特徴。メーカーは推奨していないが、写真のようにヘルメットを運ぶこともできる収納性が魅力。

画像: 底面ストラップはシュラフやマットなどの長物固定に便利。バッグにクッションを入れてカメラバッグ代わりにし、底面に三脚を固定して林道の撮影に行くカメラマンもいるほど。

底面ストラップはシュラフやマットなどの長物固定に便利。バッグにクッションを入れてカメラバッグ代わりにし、底面に三脚を固定して林道の撮影に行くカメラマンもいるほど。

[サイズ]H540×W620×D240㎜(最大) 
[容量]30L [カラー]ブラック×レッド、ブラック
[ 問 ]ラフ&ロード TEL.045-841-9991

  

Henly Begins 防水バックパック 16L ■価格:7020円

画像: トップ部分をクルクルと巻いてからバックルを留めれば防水性は完璧。1気室タイプだが、内側には小分けポケットがあるので小物の収納/取り出しもスムーズに行える。

トップ部分をクルクルと巻いてからバックルを留めれば防水性は完璧。1気室タイプだが、内側には小分けポケットがあるので小物の収納/取り出しもスムーズに行える。

画像: 肉厚のショルダーストラップと背面クッションを採用しているため、荷物が重くなっても肩や背中に掛かる負担を和らげてくれる。22Lの大容量タイプ(7020円)もある。

肉厚のショルダーストラップと背面クッションを採用しているため、荷物が重くなっても肩や背中に掛かる負担を和らげてくれる。22Lの大容量タイプ(7020円)もある。

[サイズ]H400×W300×D140㎜
[容量]16L[カラー]ブラック
[ 問 ]デイトナ TEL.0120-60-4955

ヘンリービギンズ(HenlyBegins) HB防水バックパック 16L 94987
ヘンリービギンズ(HenlyBegins) (2017-03-02)
売り上げランキング: 34,564

 

RS TAICHI スポーツ WPバックパック RSB274 ■価格:1万6200円

画像: 表地は摩擦に強いナイロンとポリエステルだが、内側にターポリン素材を袋状に入れることで高い防水性を発揮。レインウエア用ポケットやサイドのポケットも装備している。

表地は摩擦に強いナイロンとポリエステルだが、内側にターポリン素材を袋状に入れることで高い防水性を発揮。レインウエア用ポケットやサイドのポケットも装備している。

画像: メイン気室だけではなく、フロントポケットも防水構造。濡らしたくないものと濡れてしまったものを分けて収納できる。25Lの大容量で2泊程度のツーリングにも対応できる。

メイン気室だけではなく、フロントポケットも防水構造。濡らしたくないものと濡れてしまったものを分けて収納できる。25Lの大容量で2泊程度のツーリングにも対応できる。

[サイズ]H520×W300×D230㎜ [容量]25L
[カラー]ホワイト、ブラック、カモフラージュ
[ 問 ]アールエスタイチ TEL.072-874-3268

 

ACE CAFE LONDON HIP & SHOULDER BAG ■価格:7992円

画像: スッキリとしたフォルムのヒップバッグだが、ストラップを伸ばせばショルダーバッグとしても使用可能。ターポリン素材と止水ファスナーの採用で防水性も充分に高い。

スッキリとしたフォルムのヒップバッグだが、ストラップを伸ばせばショルダーバッグとしても使用可能。ターポリン素材と止水ファスナーの採用で防水性も充分に高い。

画像: ヒップバッグとして使用するときもショルダーストラップを肩に回しておくと走行中の安定性が格段に増す。腰に当たる部分は通気性の高いメッシュ素材を採用している。

ヒップバッグとして使用するときもショルダーストラップを肩に回しておくと走行中の安定性が格段に増す。腰に当たる部分は通気性の高いメッシュ素材を採用している。

[サイズ]H230×W240×D90㎜ [容量]約3.5L [カラー]ブラック
[ 問 ]エースカフェロンドン公式ショップ TEL.044-752-6500

ACE CAFE LONDON Hip&Shoulder BAG AB001WB
ACE CAFE LONDON (2017-07-24)
売り上げランキング: 79,892

  

梅本まどかの “私がリュックが好きな理由 (ワケ)”

プライベートでもいつもリュック派。普段はアウトドア用のリュックを使って、バイクに乗る時はこのアルパインスターズの「スターターパックSE」です。容量が結構あって何でも入るし、2つのポケットも私の持ち歩く小物にちょうどいい大きさ。黒だからどんな格好にも合わせやすいのも気に入ってます。

なんでリュックが好きかというと、まずバイクの写真をいっぱい撮りたいから、バイクに何も載せたくない。あと、冬は背中にカイロを貼った時に暖かいんです(笑)。乗る時は、自分の身体にピッタリと、ちょうどシートにリュックを載せるくらいに肩のストラップを調整してます。気楽で便利だし、これからも私は“バイクにはリュック”だと思います。(梅本まどか)

画像1: 梅本まどかの “私がリュックが好きな理由 (ワケ)”
alpinestars(アルパインスターズ)リュック ブラック/チャコール スターターパックSE
alpinestars(アルパインスターズ) (2016-06-30)
売り上げランキング: 379,232
画像2: 梅本まどかの “私がリュックが好きな理由 (ワケ)”

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