安全性を示す丸いフォルムが際立つ「ラパイド」シリーズの最新モデル
ダクトのない丸いフォルムに、口部の3本スリット……新登場したモデル名は「RAPIDE NEO」(ラパイド・ネオ)。
アライヘルメットのラパイドシリーズといえば、およそ35年の歴史を持つ、ロングセラーモデル。今作「ラパイド・ネオ」は、一見原点回帰とも思える懐かしいスタイリングが特徴だ。
1980年代のクラシックなスタイルをオマージュしながら、レーシングモデル同等の機能素材を使ったフルシステム内装や、新機構のベンチレーションシステムを採用。そして、厳しい安全規格のSNELL(スネル)を通した安心できる帽体だ。
なかでも特筆すべきは、新機構のベンチレーションシステム。アライ初となるインナーベンチレーションが採用された。口部の裏側にマウスシャッターが備わり、走行風の流入量を段階的に調整できる。
マウスシャッターから入り込んだ風は、後頭部の下に備わった排気孔へとスムーズに抜けていく仕組みとなっている。
近年、JIS規格のみの尖ったフォルムが流行しているなか、アライは変わらぬ安全哲学で、逆に特徴である「丸みを活かしたかわす性能」を追求し続けているといえるだろう。この“ネオ・クラシック”ヘルメット、似合う車両はかなり幅広そうだ。
発売時期は2019年2月中頃が予定されている。価格は46,000円(税抜)。