8耐マシン風カラーにひと目惚れ
YAMAHA YZF-R1 GYTR
福田充徳
YZFーR1はWSBKではようやく優勝に届いたくらいのレベルだけど、鈴鹿8耐では4連覇中。だから大好きなんやけど、ちょっと「8耐マシン感」があれへんよなぁ、と思っていたら、なんすかこのGYTRバージョン! イッパツでほしくなってまうやろ!
僕なんか単純なもんで、いまだにバリバリのスーパースポーツが大好き。そこに戦績とかの「栄光」が付加されると、すぐに大好きになってまうんです。だから、イチ推しのモデルは、シーズンによって変わる、と(笑)。2018年モデルじゃないから今回は挙げませんでしたが、いまだにRC213VーSも大好きだし、程度のいいRC30があったら買っちゃうかも。そんな理由で「イチ推しバイク」選ぶやつおってもいいよね。
リッターSSの革命児になる予感!
BMW S1000RR
SPECIFICATION
●水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
●999㏄
●207HP/13500rpm
●11.5㎏-m/10500rpm
●197㎏
●824㎜
●16.5L
●120/70ZR17・190/55ZR17
和歌山利宏
10年前、初代が日本メーカーならではの精緻で高性能なものが要求される、スーパースポーツというカテゴリーに参入してきたときは懐疑的な気持ちもあったが、S1000RRのできばえは日本車に勝るとも劣らないもので、しかも国産各車の長所を兼ね備えていたことに感心させられたものだ。
期待のこの新型には、日本車の欠点を研究し、それを強みにしようとの取り組みを感じる。シフトカム機構の採用で、トルク特性はこのクラスにはないフラットさ。フレームは見るからに柔軟ながら、中心で捩じらせることで、ネガを出さずに情報源として活用。リアサスはアッパーリンク式で、サスが押す力をリンク支持部からダイレクトにライダーに伝えようとしている。リッターSSの革命児になりそうな1台だ。