まだまだその魅力は色褪せない
青木タカオ
W1SA(1971年式)を25年間愛車とする熱烈「W」ファンとしては、カワサキの由緒正しきブランドがラインアップにないのは許せないこと! まずは「よく帰ってきてくれた‼」と言いたい。そしてなにより嬉しいのが、美しい冷却フィンの刻まれたバーチカルツインに大きな手を加えず、空冷・ロングストロークのまま受け継いでいること。
ストリートとカフェの2本立てだが、オールドファンも惹かれること間違いなしなのがストリートのアップハンドル。その堂々たるライポジはさぞかし爽快だろう。また、スワローハンドルを装着し、前傾姿勢でW800に乗るというカフェの新しい提案も、Wシリーズの可能性がまだまだ無限大であることを感じさせる。