ステージ7はKTMに軍配! 混戦が続き、総合順位はガラリと入れ替わった
ダカールラリーのステージ7は、サン・ファン・デ・マルコナを起点にしたループコースで行われました。スペシャルステージは387kmで争われ、この難しいステージに優勝したのは、KTMのサム・サンダーランド。2位にはホンダのホセ・イグナシオ・コルネホ、3位は同じくホンダのリッキー•ブラベックが入りました。安定した走りで常にトップ5内に位置するヤマハのエイドリアン.ファン・ビファレンも4位になっております。
濃霧による視界不良でスタートディレイがありましたが、当初の予定より30分遅れてスペシャルステージが開始されました。昨日のステージ6で走行したルートを含むため、四輪、トラックなどのわだちで砂地は荒れている中でのスタートでしたが、ライダーたちは困難なコンディションを克服しての戦いを続けました。
長い砂丘が続くステージで、ホンダのホセ・イグナシオ・コルネホは抜群のスピードを見せました。10番手よりスタートしたコルネホは、後半、多くのライダーが苦労をしたウエイポイントの通過で順位を上げ、トップのライダーに迫るタイムで快走。その結果、この日のチームベストをたたき出すと同時に、自身ダカールラリーで2度目のステージ2位に入りました。
このステージ7は途中でチームスタッフがライダーへのサポートをできないルールだったため、チームスタッフはライダーの帰りをずっと待つという、長い一日になったようです。走り終えたライダーの話しでは、ステージ7はナビゲーションが難しく、とてもタフなレースでした。
ステージ7 リザルト
1. サム.サンダーランド(KTM)03:51'41
2. ホセ・イグナシオ・コルネホ(ホンダ)03:53'32 +00:01'51
3. リッキー・ブラベック(ホンダ)03:58'11 +00:06'30
4. A.ファン・ビファレン(ヤマハ)04:01'21 +00:09'40
5. ケビン.ベナバイズ(KTM)04:03'00 +00:11'19
【暫定総合順位】
1. リッキー・ブラベック(ホンダ)24:48'02
2. A.ファン・ビファレン(ヤマハ)24:55'49 +00:07'47
3. トビー.プライス(KTM)24:56'30 +00:08'28 00:01'33
4. サム.サンダーランド(KTM)24:58'00 +00:09'58 00:02'00
5. P.クインタニラ(ハスクバーナ)24:58'01 +00:09'59
明日のステージ8はサン・ファン・デ・マルコナからピスコへ向かう575km、ステージ距離360kmで争われます。残すは3つのステージ。どのチームも毎日順位が入れ替わる僅差の展開で目が離せない状況です!