1年に1度、行なわれる
「ジャパン・バイク・オブ・ザ・イヤー」
いま人気のオートバイを決める選抜総選挙の順位を発表します!
続いては、教習所などで、多くのライダーに馴染みがある「400 class」です!
1位 HONDA CB400 SUPER BOLD'OR ABS/E Package
16年は3位、昨年は4位と常に上位に食い込むCB400SBだったが、ここにきてトップの栄冠に輝いた。その要因は1300シリーズ同様に細部を進化させたことだろう。ヘッドライトをLED化し、最高出力も3PSアップ。
普遍的だがしっかりと進化し続けており、マフラーも一新され、直4ならではの伸びのあるサウンドが味わえる。同様にモデルチェンジしたSFを抜いての首位は、クラスを超えた迫力あるスタイルや快適な乗り心地が高評価されたもの。400はSB時代の到来か!?
400cc並列4気筒エンジンは1気筒あたりの作動バルブ数を回転数に応じて2バルブ/4バルブと切り換える「HYPER VTEC Revo」を搭載している。
SPECIFICATION
●エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
●総排気量:399㏄
●ボア×ストローク:55.0×42.0㎜
●圧縮比:11.3
●最高出力:56PS/11000rpm
●最大トルク:4.0㎏-m/9500rpm
●全長×全幅×全高:2080×745×1160㎜
●ホイールベース:1410㎜
●車両重量:205㎏/206kg(ABS)
●シート高:755㎜
●燃料タンク容量:18L
●ブレーキ形式(前・後):ダブルディスク・ディスク
●タイヤサイズ(前・後):120/60ZR17・160/60ZR17
2位 HONDA CB400 SUPER FOUR/ABS
1992年の登場以来、400NKクラスを牽引してきた立役者がまたしても2位だ。16年から2年連続でSRに僅差で及ばず苦汁を飲まされてきたが、今年は兄弟車のSBに抜かれた。ただしSB同様に細部を進化させ、L字型エアバルブやプッシュタイプのヘルメットホルダーの採用などその完成度にますます磨きをかけている。タンク上にはPROJECT BIG-1誕生25周年マークも入り、完全無欠のスポーツバイクがますます輝いて見える。
SPECIFICATION
●水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
●399㏄
●55.0×42.0㎜
●11.3
●56PS/11000rpm
●4.0㎏-m/9500rpm
●2080×745×1080㎜
●1410㎜
●199㎏/201kg(ABS)
●755㎜
●18L
●ダブルディスク・ディスク
●120/60ZR17・160/60ZR17
3位 KAWASAKI Ninja 400/KRT Edition
穏やかなスポーツツアラー的な性格だった昨年は9位に甘んじていたが、今回はランキングを一気に3位まで上げてきた。従来の650ベースではなく、より軽量でスポーティな250との共同開発だ。スタイリッシュさとハイパフォーマンスを同時に手に入れた、211kgあった車重は168kgに絞り込まれ、加速力や旋回性にも大きな差が出ている。250との共通部品はクランクケース程度しかなく、カワサキの400に対する意気込みを感じる。
SPESIFICATION
●水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒
●398㏄
●70×51.8㎜
●11.5
●48PS/10000rpm
●3.9㎏-m/8000rpm
●1990×710×1120㎜
●1370㎜
●167㎏
●785㎜
●14L
●ディスク・ディスク
●110/70R17・150/60R17
4位 HONDA 400X
クラス唯一のアドベンチャースタイルで、ランキングは5→4位にジワリ浮上。一昨年8位だったことを考えると、来年はついに表彰台圏内もと期待せずにはいられない。人気のワケは大容量タンクやLEDヘッドライトといった大排気量モデルにもひけをとらない装備と、アップライトなポジションで長距離も快適なことだ。
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