1年に1度、行なわれる
「ジャパン・バイク・オブ・ザ・イヤー」
いま人気のオートバイを決める選抜総選挙の順位を発表します!
今回は、人気クラスとして定着した「250 class」です!
1位 SUZUKI V-Strom250
欧州に端を発したアドベンチャー人気だが、日本では250ccクラスでも大きく花開いたことがわかる結果となった。なんと昨年7位だったVストロームが、一気に首位浮上の快挙となったのだ。
パワフルさと扱いやすさを両立したSOHC2バルブエンジンを、スリムで扱いやすい実用的な車体に搭載。鳥のくちばしを連想させるフロントカウルは、DR-BIGから続くスズキ伝統のスタイルだ。
激戦区を制したワケは、クラスを超えた巡航力や快適性。時代が求めるバイクなのだ。
風洞実験を重ねて最適化されたウインドスクリーンはコンパクトな形状ながら高い防風効果を備えている。丸目1灯のヘッドライトもファンが多い。
SPECIFICATION
●エンジン形式:水冷4ストOHC2バルブ並列2気筒
●総排気量:248㏄
●ボア×ストローク:53.5×55.2㎜
●圧縮比:11.5●最高出力:24PS/8000rpm
●最大トルク:2.2㎏-m/6500rpm
●全長×全幅×全高:2150×880×1295㎜
●ホイールベース:1425㎜
●車両重量:188㎏
●シート高:800㎜
●燃料タンク容量:17L
●ブレーキ形式(前・後):ダブルディスク・ディスク
●タイヤサイズ(前・後):110/80-17・140/70-17
2位 HONDA REBEL 250/ABS
昨今人気のアドベンチャーでもなければ、フルカウルのスーパースポーツでもない。このクラスにいま求めるものは、イージーさやフレンドリーな感覚なのかもしれない。
軽量で取り回しやすいサイズの車体に、扱いやすい単気筒エンジンを搭載するレブルは17年4月の登場以来、手が一切加えられていないにも関わらずランキングを3位から2位へと押し上げた。
心地良いサウンドとパルス感も人気の秘訣と言えよう。
SPECIFICATION
●水冷4ストDOHC4バルブ単気筒
●249㏄
●76.0×55.0㎜
●10.7
●26PS/9500rpm
●2.2㎏-m/7750rpm
●2190×820×1090㎜
●1490㎜
●168㎏/170kg(ABS)
●690㎜
●11L
●ディスク・ディスク
●130/90-16・150/80-16
3位 HONDA CB250R/ABS
CB1000R譲りの新世代CBシリーズで共通化したスタイルでデビューし、いきなりの3位入りを果たした。
各部位の剛性を最適化したトラスフレームに、DOHC4バルブ単気筒エンジンを搭載。
左右非対称のガルアーム形状としたスイングアームをはじめ、41mm倒立フロントフォークや分離加圧式リアショックなど足まわりも充実し、市街地から郊外のワインディングまでステージを選ばずエキサイティングな走りが楽しめる。
SPECIFICATION
●水冷4ストDOHC4バルブ単気筒
●249㏄
●76.0×55.0㎜
●10.7
●27PS/9000rpm
●2.3㎏-m/8000rpm
●2020×805×1050㎜
●1355㎜
●142㎏/144kg(ABS)
●800㎜
●10L
●ディスク・ディスク
●110/70R17・150/60R17
4位 HONDA CBR250RR/ABS
クラス初のスロットルバイワイヤをはじめ、出力特性を設定できるライディングモードを搭載するなど、昨年は話題の中心となったCBR250RR。
それでも2位に甘んじ、今年こそはと意気込んだが、まさかの4位転落。
シャープに吹けあがるエンジンや官能的なサウンドは魅力タップリで、巻き返しに期待がかかる。
モーターマガジン社 (2018-12-22)
売り上げランキング: 119,691