CBR900RRの登場をきっかけにスーパースポーツの勢力図は一変。
ライバルも同様なモデルを開発するようになり、ヤマハYZF-R1、スズキGSX-R1000、カワサキZX-9Rなどが続々と登場。
ホンダも手をこまねいていたわけでなく、CBR900RRもそのコンセプトを受け継ぎながらモデルチェンジを繰り返して性能向上を図る。
フレームやサスの改良、徹底した軽量化に加え、初代の893ccから918cc、929cc、954ccとエンジンの排気量も徐々に拡大してパワーアップを図るなど完成度をさらに高め、根強い支持を獲得していく。
04年には後継モデルとして、MotoGPマシンのテクノロジーでさらに速さを追求したCBR1000RRがデビュー。
モデルチェンジで世代を重ねながらブラッシュアップされ、14年モデルではオーリンズ製サスを標準装備し、精密に組み上げられたエンジンを搭載する特別仕様ののSPも追加。
04年のスーパーバイクレースのレギュレーション変更によりレースにも使用されるようになり、スーパーバイク世界選手権や鈴鹿8耐で今もなお活躍中だ。
CBR900RRの流れを汲むスーパースポーツの「RR」は、CBR1000RRだけでなくミドルバージョンのCBR600RRもラインアップ。
その他にもCBRは、現行モデルに限ってもCBR125R・250R・300Rという水冷単気筒エンジンを積んだライトウエイトモデル群、水冷並列2気筒エンジンを積むベーシックモデル的な性格のCBR500Rとその国内仕様のCBR400R、そして昨年登場した新開発の648cc水冷直4エンジンを搭載するオールラウンドモデルのCBR650Fと多彩なモデルを用意。
幅広い層のライダーのさまざまな要望を満たし続けている。
まとめ:オートバイ編集部