純正ウインカーから配線を分岐させて同時点灯させることで、被視認性は大幅にアップ
14年10月の道路運送車両法改正以降、自動車では流れるように点滅する通称「シーケンシャル・ウインカー」の採用が急増している。
好き嫌いは分かれるが、光源が動くことで被視認性が上がる(目立つ)のは事実だ。
純正ウインカーと交換するタイプのアフターパーツも数多く出ているが、純正ウインカーが電球式の場合は回路内にリレーを入れないと正常に点滅しない場合が多いし、形状的に(特にフロント)装着できない車種もある。
今回ニンジャ1000に装着したのはバックミラーのボディにLEDを光源とするウインカーランプとポジションランプを内蔵した製品。
純正ウインカーから配線を分岐させればリレーが必要になることは少ないので、取り付けのハードルも低くなる。
月刊オートバイ2018年6月号でLEDウインカーを内蔵したキジマの『テック06/07ミラー』を紹介したが、今回装着したのはウインカーをシーケンシャル点灯とした新タイプ。
併せてシャフトが長くなり、体の写り込みも減らされている。
取り付けは純正ミラーと交換し、純正ウインカーとアクセサリー配線にエレクトロタップを噛ませてテックミラーに接続するという手順。
車種によっては配線の延長やカウルの脱着が必要なので、作業に自信がない人はショップで取り付けてもらったほうがいい。
白いポジションランプ、黄色のウインカーともに輝度が高く、車体両端で光るうえにシーケンシャル点灯だから被視認性は抜群。
車検基準に適合した鏡面サイズ、2箇所のジョイントによる大きな調整範囲で後方視認性も良好。
見た目の変化だけではなく、安全性の向上にも効果がある実用的なカスタマイズアイテムと言っていいだろう。
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Photo:赤松 孝、南 孝幸 Tester:太田安治