午後一発目は、「加速からの停止」講習!
教習所での試験のように「何キロ出さなきゃいけない」とかはありません。自分のできる範囲でスピードを出し、「確実に止まる」ことを反復して練習します。
バイクの乗り方には一人ひとりクセがあります。インストラクターは人それぞれの危険な習慣を一瞬で察知し、的確にアドバイスを伝えていました。
上手に乗れて、峠に通うような人にとっては、物足りないトレーニングでしょう。だけど、参加者からは「それがいい」との声。
繰り返すことで基本を学び、アドバイスを得て、次に生かします。このバイクスクールは、その繰り返しで上達するのです。
インストラクターさんたちは常に明るく教えてくれます。
いよいよ初級コースのクライマックス。スラローム講習です!
教習所では必ず行ないますが、日常ではなかなか経験しませんよね。しかし、このスラロームこそ、上達への確実な近道になります。
最初は一直線に置かれたパイロンです。
インストラクターはそこでも一人ひとりに改善案を伝えて、運転を矯正していきます。
また都度、全員への説明を挟みます。コツを教わり、また実践するのです。
何度も何度も行なうことで、みなさん、明らかに午前中に乗り始めたころとフォームもハンドリングも変わっていました。
そして、表情も。
運転を楽しんでいる笑顔がヘルメットのシールド越しから伝わってきます。
最終的にはジグザグに置かれた、角度の急なスラロームへ。
大林さんも都度アドバイスを得て、改善を繰り返し、自分の中で手ごたえをつかんだようです。
低速でバランスを取るのが苦手だった彼女も夕方には、安定感たっぷり、傍から見ていても安心できる運転へと変わっていました!
「今度ツーリングのとき、今日習ったことを実践したいです!」と元気いっぱい。大満足の内容だったようです。
今後、webオートバイでも活躍していく予定ですので、その走りぶりにぜひご注目くださいね!
参加者はリピーターも多く、ステップアップされる方が多数!
9時から始まり16時30分に終わる一日の講習に、参加者のみなさんからは気持ちのいい疲労感と達成感が見て取れました。
始まる前に説明をしていたインストラクターさんの言葉が蘇ります。
「パイロンを起こしている時間があったら乗ってください、バイクを起こしている時間があったら乗ってください、とにかく一日中乗ってください」
講習自体はとっても優しくて気づきにくいものの、じつは一日中乗り続けています。
習うより慣れろ、いや、ここでは「習いながら慣れろ」。
とにかく乗って乗って乗りまくり、さらに教わりまくって、上達するのです。
中級コースでは数十回参加している方もいて、インストラクターかと思うような走りぶりを見せる人いました。
「これだけ夢中になって走れる機会はそうないですよ」と中級クラスの参加者の方がいっていたとおり、安全安心な環境で徹底的に腕を磨けます。
それは日々の安全にも繋がり、よりいっそう普段のバイクライフも楽しくなることでしょう。
初心者の方はもちろん、技術に合わせたコースがさまざま用意されていて、ここは誰しも学べて楽しめるスクールです。
年間のスケジュールもすでに発表されています。
こちらからご覧ください。
運転に不安を感じている方、
不安はないけれど自分のクセが気になる方、
さらなる上達を望む方、
腕試ししてみたい方、
STECはすべての人に対応してくれます。
ぜひ今年、参加してみてはいかがでしょうか?
モデル(体験者):大林和恵/文:西野鉄兵(編集部)/写真:増井貴光
今回ご紹介したSTECのコース
初級タウンライドチャレンジ コース
中級ツーリングライドチャレンジ コース
中級スポーティライドチャレンジ コース
いずれも14,000円(税込)
親子でバイクを楽しむ会2ndエンジョイコースは1組10,000円(税込)
開催時間:9時30分~16時30分(受付9時~)
お申し込みはインターネットもしくはお電話で行なえます。詳細情報も公式ウェブサイトからご覧ください。
鈴鹿サーキット交通教育センター
TEL:059-378-0387(10時~17時)