世界的に大ヒットしているアドベンチャーカテゴリーのモデルたちの中でも別格とも言える存在がBMWのR1200GS。
インターモト2018では、そのGSが新エンジンを搭載、新たにR1250GSとして進化、華々しいデビューを飾った。
革新的機構を搭載した、新型GSの全貌をご覧あれ!
アドベンチャーの「絶対王者」が更なる高みへとアップグレード
2000年代以降、着実にその勢力を伸ばしてきたカテゴリーのひとつがアドベンチャーモデル。
ハイウェイから未舗装まで、ステージを選ばずに駆け抜けられる高い走破性と抜群の快適性を兼ね備えたモデルが続々と登場し、いまやツアラーカテゴリーを追い込むほどの人気ぶりを誇っている。
そんなアドベンチャーカテゴリーを代表する1台、といえばBMWのR1200GS。
堂々たる体躯ながら、走り出すとそのサイズを感じさせないほどの扱いやすさと快適性を誇り、いまやライバルですら同じ土俵で勝負したがらないほどの「絶対王者」である。
そんなR1200GSが今回大きく進化して、車名もR1250GSとなった。
単なる50 ccの排気量アップではない。
伝統のボクサーエンジンは更なる発展を遂げ、合わせて電子制御ライディングアシスト群もアップデート。
その牙城をさらに揺るぎないものとして堂々登場したのだ。
インターモトのBMWブースに登場したR1250GSはグレード構成も多岐にわたっている。
スタンダード、専用ボディカラーのブラックを採用して、足回りも同様にブラック仕上げとした「エクスクルーシブ」、そしてスポークホイールにブロックタイヤを採用、スクリーンをショートタイプとして、BMWのモータースポーツカラーにコーディネイトされた最もスポーティなキャラクター「HP」の3グレードだ。
最もヘビーデューティーな仕様である「アドベンチャー」はまだ1200のままで、1250になるのはまだ先のようだが、自分の好みに合わせて「個性」を選べるというのは大きなポイントと言えよう。
基本的にスタイリングは1200のものをそのまま引き継いでおり、GSらしい、アイコニックなルックスはそのまま。
大きくデザインを変えずとも、GSの魅力は変わらないのだ。
SPECIFICATION
全長x全幅×全高 2207x952.5xNAmm
ホイールベース 1525㎜
シート高 850/870㎜
最低地上高 170mm
車両重量 249㎏
エンジン形式 空水冷4ストDOHC4バルブ水平対向2気筒
総排気量 1254㏄
ボア×ストローク 102.5x76mm
圧縮比 12.5
最高出力 136HP/7750rpm
最大トルク 143Nm/6250rpm
燃料供給方式 FI
燃料タンク容量 20L
キャスター角/トレール NA/109mm
変速機形式 6速リターン
ブレーキ形式 前・後 φ305㎜ダブルディスク・φ276㎜ディスク
タイヤサイズ 前・後 120/70R19・170/60R17