ニューカラー「シルバー・アイス・マット」1色での展開!
ドゥカティスクランブラーの新型800シリーズは、新たに「JOYVOLUTION」というキャッチコピーのもと、4月6日に全国のドゥカティジャパンネットワーク店で発売開始されました。
新型スクランブラー800シリーズはシャーシから再設計されています。全機種、油圧式クラッチコントロールが滑らかでより乗りやすい走りを実現し、ボッシュ製のコーナリングABSも装備。各部のブラッシュアップを遂げていました。
今回はその中から、もっとも見た目が変わったともいえるオンロードに特化したモデル「Cafe Racer」をご紹介しましょう!
往年のレーシングマシン「Ducati 125 GP Desmo」をインスパイアし、以前のモデルとまるでイメージの異なる「シルバー・アイス・マット」カラーが採用されました。
【主なスペック】
全長×全幅×全高:2,090×875×1,066mm
ホイールベース:1,436㎜
シート高:805㎜
車両重量:196㎏
エンジン形式:空冷4ストSOHC2バルブL型2気筒
総排気量:803㏄
ボア×ストローク:88×66㎜
圧縮比:11
最高出力:54kW(73PS)/8,250rpm
最大トルク:67Nm(6.8kgm)/5,750rpm
燃料タンク容量:13.5L
変速機形式:6速リターン
キャスター角:21.8゜
トレール量:93.9㎜
タイヤサイズ(前・後):120/70 ZR17・180/55 ZR17
ブレーキ形式(前・後):シングルディスク・シングルディスク
メーカー希望小売価格:税込142万5,000円
テスター宮崎敬一郎さんがファーストインプレッションを語ってくれました!
以下、宮崎氏の感想とともにライディングシーンをご覧ください!
魅力的なスタイルのこのカフェレーサー、低くセットされた、ワイドなハンドルを採用しており、ライディングポジションは独特。
ヒジを開いて構えるそのスタイルは、カフェレーサーというよりはストリートファイターのよう。国産車で言えば、スズキのSV650Xあたりが近いかもしれない。
実際に試乗してみると、その走りはスポーティなルックスに見合ったもので、ハンドリングはフロントに落ち着きのある、バランスのいいもの。
ちょっと頑張って攻めてみても、軽くスリムな車体のおかげで扱いやすいし、振り回しやすい。
最大のポイントは最新の電子制御でアップデートされたエンジンだろう。
旧モンスター系の流れを汲む先代のスクランブラーの空冷ユニットは、パワフルだが荒っぽい部分もあったのに対し、新型は大きく洗練され、スロットルレスポンスが見事にリニアになっている。トルクも低回転域から大きく増強されていて、全体的に非常に力強い印象。
「変わった」と言うレベルを大きく超えた、充実の進化を遂げている。
このエンジンとハンドリングで、カフェレーサーはストリートからワインディングでのヤンチャな走りまでこなせる守備範囲の広さを身に着けている。
もちろん、そのスタイルが放つカフェレーサーとしてのオーラも魅力的だ。
撮影:南 孝幸、森 浩輔
より詳しいインプレッションは、月刊『オートバイ』6月号で掲載予定です!