ヤマハの大人気スポーツバイク、YZF-R3 ABSがマイナーチェンジを受け、2019年6月10日(月曜)から発売が開始されます。
YZF-R3 ABSは「毎日乗れるスーパーバイク」をコンセプトに開発された普通二輪免許枠のスポーツバイクで、兄弟モデルであるYZF-R25同様に、日常的な扱いやすさを確保しながら、320ccエンジンのゆとりあるパワーで、爽快な走行が楽しめるモデル。
特にYZF-R25と同サイズの車体に320ccエンジンを搭載していることで、まさにひとクラス上の走りが楽しめると人気のモデルなのだ。
YZF-R3 ABSの2019年モデルは、レースマシンイメージのスタイリングや、定評ある走行性能に磨きをかけたとのことで、主なモデルチェンジ内容はMotoGPマシン「YZR-M1」をシンボルとする新しいデザインを採用するとともに
①エアロダイナミクスを追求したフロントカウル&スクリーン
②乗りやすさとサーキットでの扱いやすさを両立した新デザインのタンク&タンクカバー
③旋回時などに良好な接地感に寄与する倒立式フロントサスペンション
④快適でスポーティな走りにフィットするライディングポジション
⑤視認性の高いフル液晶メーター
⑥LEDヘッドランプ採用のフロントフェイス
⑦軽快なハンドリングに貢献するラジアルタイヤ
といった内容のマイナーチェンジが施されている。
YZF-R3 ABSは、ひと足早く3月28日に発売開始されたYZF-R25/YZF-R25 ABSと同じ車体構成で、エンジン排気量は250ccから320ccにアップしたもので、最高出力は35PSから42PSにアップ、トルクは2.3kg-m/10000rpmから3.0kg-m/9000rpmに大きくなり、車体重量はABS仕様の170kgから170kgのまま。つまりABS装着車で比べると、7PSアップで車重が同じ、ってこと。これだけでも走りがひとクラス上なのは間違いない、ってことだ。
YZF-R25は車検がない250ccクラス、YZF-R3 ABSは車検が必要な400ccクラス、という扱いになるものの、同じ普通二輪免許で乗ることができ、価格はABS装着車どうしで比べると、税抜き59万5000円から62万5000円とわずか3万円アップなだけ。ニューYZF-R25発表後にも、このニューR3登場を待っていたファンが多いのもうなづける!
メーカー希望小売価格は67万5000円(税込)。販売計画はYZF-R25 ABSとの合計で年間6000台。
【主要諸元:SPECIFICATIONS】
全長×全幅×全高:2,909×730×1,140mm
ホイールベース:1,380㎜
最低地上高:160㎜
シート高:780㎜
車両重量:170㎏
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒
総排気量:320㏄
ボア×ストローク:68.0×44.1㎜
圧縮比:11.2
最高出力:31kW(42PS)/10,750rpm
最大トルク:29N・m(3.0kgf・m)/9,000rpm
燃料タンク容量:14L
変速機形式:6速リターン
キャスター角:25.00°
トレール量:95㎜
タイヤサイズ(前・後):110/70R17M/C(54W)・140/70R17M/C(66W)
ブレーキ形式(前・後):シングルディスク・シングルディスク