PCX HYBRIDの各部&足つき性をチェック

ノーマルのPCXと同じメーター形状だが、上部にバーグラフ式の「チャージ/アシスト」インジケーターが追加されている。

ハイブリッドは125には設定されていなかったABSを標準装備。

ホイールやリアタイヤのサイズなどはノーマル同じ。駆動系のセッティングは専用となる。

ステッチをブルー、シート表皮をブラックとグレーのツートーンとすることで上質感を演出。

バッテリーを収納することで容量は28→23Lになったが、ヘルメット収納スペースは確保している。

◆身長:176㎝/体重:62㎏◆
基本的にライポジはスタンダードのPCXと同じ。シート後端に座るとフロアボード先端まで足を伸ばすこともできてロングランも快適だ。逆にシート前寄りに座れば、小柄なライダーでも足つきの不安はないはず。
〈実測検証!〉「PCX」VS「PCX ハイブリッド」 0-100m加速対決!

PCX

上が「PCX」、下が「PCXハイブリッド」の実測検証データ


PCX HYBRID
50mの地点ではハイブリッドが4mリード!
加速テストは登り勾配約2%の直線路で行った。
タイムの数値で見るとDモードとSモードは僅差だが、感覚的にはSモードの方がスロットルを開けた瞬間に「ビュン!」と飛び出す感覚で断然楽しい。

タンデムではスタンダードPCXと大きな差が付いていることから、負荷が大きいほどアシスト効果が高いことがうかがえる。
スタンダードのPCXはエンジン特性と変速設定が巧みに組み合わされ、発進加速性能は体感する以上に速い。
ただしタンデムや急な登り坂は動き出しが鈍く、さすがにハイブリッドと比べると速度が乗るまでフラ付きやすかったが、平坦路をゆったり走るには充分な動力性能だ。