トップクラスの走りが自慢
YAMAHA MAJESTY S
125㏄クラスなみの扱いやすい車体サイズと自動車専用道路に乗り入れられる機動性で大人気のマジェスティSだが、魅力は実用性の高さだけではない。
国産スクーターは乗り心地を重視して車体剛性をほどほどに抑えたものが多いが、マジェSは強靭な車体とサスペンションを装備し、ジムカーナばりの急制動やクイックな切り返しにもシャキッと反応する。
これはスポーツ性能を狙ったのではなく、市街地に突然現れる障害物や荒れた路面を想定した結果だろう。
それでいて乗り心地も犠牲になってはいないから、市街地を駆け回るには最適。
高速走行も余裕たっぷりとまでは言わないものの、充分に快適で実用的なレベルにまとめ上げられている。
リアサスペンションは、スペース効率の高さと路面追従性を両立できるミッドシップダンパーを採用。
右にデジタルスピードメーターと配置する3連メーターパネルはアナログタコメーターが中央に配置されている。
スタイリッシュな個性派
HONDA PCX150
152㏄仕様のeSPエンジンを積んだ軽二輪版PCX。
扱いやすさと安定性、実用性を高い次元でバランスさせた、125㏄版PCXの絶妙なボディサイズと流麗なスタイリングはそのまま。
力強さを増しただけでなく高速道路の走行も可能となったため、これまで以上に幅広い層のライダーが求める、多様な用途へ対応することが可能となった。
まとめキャプ125㏄版のボアを広げて排気量アップ。最高出力は1PS向上、60㎞/h定地燃費も49㎞/Lと良好。
アナログ速度計を中心とする、視認性に優れたメーターパネルは基本的に125cc仕様と同じもの。
装備充実で大幅進化!
HONDA PCX
日本のみならず世界中で好評だったPCXが、2014年に初のモデルチェンジを受け第2世代に進化する、ボディはサイズはそのまま、よりスタイリッシュに変身。
エンジン内部のフリクション低減など、細かな積み重ねで燃費も向上、燃料タンク容量も8ℓまでアップ。
より高品質な仕上がりとともに、信頼性と耐久性にも磨きがかけられている。
コンパクトサイズながら光量の大きい、デュアルLEDヘッドライトが印象的なフロントマスク。
大きなアナログ速度計の中心に、多機能液晶パネルを配置した新デザインのメーターパネル。
●PHOTO:赤松 孝