8月末にオートバイ編集部でキャンプに出掛けてきました。その際に盛り上がった愛用のペグとハンマーの議論が面白かったので、ここでもご紹介させていただきます!(文:西野鉄兵)
 
編集部のキャンプの様子はこちらの記事でご覧ください!

たかがペグ、と思うことなかれ。いい道具はキャンプを楽しくする!

ツーリングにプラス、キャンプ。楽しいですよね。

画像1: たかがペグ、と思うことなかれ。いい道具はキャンプを楽しくする!

だけど、途端に考えなきゃいけないことや、工夫したいことが増えます。

そのうちのひとつが僕は「ペグ」だと思うんです。

画像2: たかがペグ、と思うことなかれ。いい道具はキャンプを楽しくする!

テントに付いているペグでもいいのですが、すぐ曲がっちゃったり、地面によっては打ち込めなかったりしますよね。

そこで、今回は、僕が「これだ!」と思って愛用しているペグと、持ち方の組み合わせをご紹介したいと思います。

キャンプ歴15年、いろいろ試した結果、いま満足しているのがこちらです!

村の鍛冶屋「エリッゼステーク」

画像: 村の鍛冶屋「エリッゼステーク」

金物の町、新潟県三条市に拠点を置く「村の鍛冶屋」さんが生んだこのペグは、鍛造製のスチール。

これが恐ろしいほどに、硬い地面でもぐいぐい地面に入ります。

テントに付属されているペグしか使ったことがない方は、びっくりするはず。

詳しい方ならご存じだと思いますが、鍛造ペグは他社からもさまざま販売されています。

このエリッゼステークが気に入った点は、個人的に2点。

ひとつは、その形状です。

画像1: このエリッゼステークが気に入った点は、個人的に2点。

「エリッゼ」というのは、「楕円」という意味。

丸ではなく、楕円だというのが肝で、撤収の時、非常に抜きやすい!

画像: エリッゼステークの場合、エリッゼステークを通せる穴がヘッドに空いています。T型レンチのようにして、くるくる回す。すると楕円になっているため、穴が広がる! あとはスポッと抜けます。

エリッゼステークの場合、エリッゼステークを通せる穴がヘッドに空いています。T型レンチのようにして、くるくる回す。すると楕円になっているため、穴が広がる! あとはスポッと抜けます。

もうひとつは、色が選べるということ。

僕は赤の長さ18cmを選びました。ほかにも黒をはじめ、白や青・黄・紫・ピンク・オレンジなどさまざまなカラーがラインナップされています。

画像: www.muranokajiya.jp
www.muranokajiya.jp

赤を選んだ理由は、キャンプ場で目立ちそうだから。

ペグに足を引っかけることは、しょっちゅうありますよね。赤にしたおかげでだいぶ減りました。

さらに! 撤収の時にペグを絶対になくさない!

これが、一番の魅力です。

画像: ちょっとこの写真だと分かりにくいですが、それでも薄っすらと赤いペグが刺さっているのが見えますかね?

ちょっとこの写真だと分かりにくいですが、それでも薄っすらと赤いペグが刺さっているのが見えますかね?

ちなみに、オートバイ編集部の松本副編集長は、同じエリッゼステークの黒を買いました。

長さは28㎝で、より強力です。

画像2: このエリッゼステークが気に入った点は、個人的に2点。

黒はやっぱり鍛造ペグらしさがあってかっこいい。それと塗装方法の違いにより、値段が安くなっています。

〈価格一例〉
黒の18cmは6本、税別1800円・色付きの18㎝は6本、税別2,220円
黒の28㎝は5本、税別1,650円・色付きの18㎝は5本、税別2,050円

8本セットや10本セット、4本セットなどさまざまな売り方がされていますので、公式サイトでご覧ください。

長さは18cmと28㎝のほか、38cmもラインナップされていますが、キャンプツーリングなら、18cmか28cmがサイズ的におすすめです。

28cmタイプでもけっこうかさばるため、コンパクトなパッキングにしたいなら、18cmがおすすめです。

画像: 松本先輩は、愛車がBMW「R 1200 GS」でサイドパニアもトップケースも装備し、さらにシートバッグまで装着しているので、ペグが大きなものでも問題なし!

松本先輩は、愛車がBMW「R 1200 GS」でサイドパニアもトップケースも装備し、さらにシートバッグまで装着しているので、ペグが大きなものでも問題なし!

画像: 僕は、この日はCB400SBですが、愛車もアドベンチャーモデルではありません。だから、短い18cmタイプにしています。

僕は、この日はCB400SBですが、愛車もアドベンチャーモデルではありません。だから、短い18cmタイプにしています。

ただ、このエリッゼステークが万能かというと、完全に万能ではありません。僕は、素材と形状の異なるペグを念のため、数本ずつ携行しています。

画像: 8本セットや10本セット、4本セットなどさまざまな売り方がされていますので、公式サイトでご覧ください。

この中で特筆すべきは、一番下のプラスチックのペグ。通称プラペグです。

一見、貫通力が弱そうに見えますが、芝生のフカフカした柔らかサイトでは一番役に立ちます。

固い地面のときは、エリッゼステークが主役。中央のスチールペグはエリッゼステークを入手する前に使っていたもの。余分に持っていると、仲間に貸したりもできますからね。

さて、ペグとセットのアイテム「ハンマー」も考察してみましょう!

松本先輩は、一流ブランド・スノーピーク「ペグハンマー Pro.S」を使っています。

画像1: さて、ペグとセットのアイテム「ハンマー」も考察してみましょう!

さすが専用品です。よく考えれている。

鋳鉄製でガンガン叩けます。で、ぐいぐい鍛造ペグが入っていく。

そして、抜く方も頼もしい。しっかりと「返し」も付いているため、簡単に抜けます。

画像2: さて、ペグとセットのアイテム「ハンマー」も考察してみましょう!

スノーピーク 公式サイト/ペグハンマー PRO.S

僕は、おそらくまだ十代の頃に百円ショップで買ったゴムハンマーです。笑

画像: 写真下が西野のゴムハンマー、上が松本先輩のスノピ製高級ハンマー。

写真下が西野のゴムハンマー、上が松本先輩のスノピ製高級ハンマー。

意外と馬鹿にできません。なにせ10年・100泊以上使っていますからね。

ゴムハンマーはペグを傷つけないのが魅力です。だから力いっぱい叩ける。

画像1: スノーピーク 公式サイト/ペグハンマー PRO.S

で、これでエリッゼステークを叩くと岩盤も砕いちゃうんじゃないか、と思うくらい気持ちよく入ります。

画像2: スノーピーク 公式サイト/ペグハンマー PRO.S

今回のお話、ペグ&ハンマー。「どーでもいいや」と思われた方も多いかもしれません。

ただ、愛着のあるものを使っていると、それだけでテンションが上がるし、ペグを打ち込んでいるだけで、なんだか心地よくなります。

こんな細かいことにこだわるのもキャンプの楽しみのひとつだと思うのです。

文・写真:西野鉄兵/モデル:木川田ステラ

突然の連載企画【編集部員の夏休み】、次回は参加メンバーのバイク&パッキングをご紹介します!

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