キャンプの模様はこちらの記事で掲載しています。
キャンプツーリング、最大の問題は「荷物をどう積むか」だと思うのです。
「キャンプツーリングはハードルが高い」もしくは「一度やってみたけれど面倒くさい」なんて思われた方も多いのではないでしょうか?
その要因のひとつが大荷物を積載しなくちゃいけないことだと思っています。クルマだとテキトーに積むだけでもできちゃうから楽ですよね~。
今回の編集部キャンプに参加したメンバーは4人。みんな自分なりのスタイルを確立し、快適にキャンプツーリングを楽しんでいます。
というわけで、キャンプ道具の積載で困っている方へ向け、もし参考になればと思い、4人のバイクとパッキングをお見せします。
『オートバイ』松本正雅 副編集長の場合/BMW R1200GS
松本先輩のパッキングは、BMWのGSらしい王道のスタイル。
純正のパニアケースとトップケース、さらに純正の防水バッグをリアシートに積むことで、最大容量約170Lを確保しています。
キャンプツーリングの装備を積むのに、必要な容量の目安はだいたい100Lと考えています。
合計容量100Lあれば、ひとつひとつのアイテムにそれほどコンパクトさを求めなくても、大丈夫なはず。
松本先輩の場合は、目安を余裕で超える170L。そのため、大きなタープや焚火台などといったみんなで共有する道具もたくさん持ってきてくれました。
このパッキングスタイルの魅力は、何といっても荷物が雨に濡れる心配ゼロだというところでしょう。
見た目もアドベンチャー感がより際立ち、完璧なコーディネートです。
唯一のネックは、「お値段がけっこうする」といったところがですかね。パニア・トップケース・防水バッグをすべて定価で購入すると250ccの安いバイクなら買えちゃうくらいです。汗
『オートバイ』スタッフ 野里卓也の場合/ヤマハ グランドマジェスティ400
野里さんはハーレーのローライダーも所有していますが、この日は当日の午前中まで仕事をしていたので、「面倒だからマジェで来ちゃった!」とのことでした。
グランドマジェスティ400は、容量60Lものラゲッジスペースが付いています。それにプラス約40Lのシートバッグを装備。
すっきりして見えますが、合計約100Lの容量を確保しているのです。
普段、野里さんのグランドマジェスティ400は、都内の移動など便利なコミューターとして活躍していますが、じつはキャンプも大得意。なんだか生き生きして見えます。
このパッキングのポイントはシートバッグが前後左右ぴったりとリアシートに収まっていることでしょう。
安定感がありますし、見た目もコンパクト。まるでキャンプツーリングの装備には見えませんよね?
ぴったりサイズだから、灯火類にかぶさりませんし、バイクのラゲッジスペースもいつもどおり開閉できます。そして、乗車時にバッグが背もたれの役割も果たしてくれています。