「グレムセック101」って何?
9月にドイツで開催された、欧州のビッグイベント「グレムセック101」。日本では聞かない名前ですが、今年で14回目を数えるこのイベントは、欧州でも最大級となるカスタムバイクとドラッグレースのイベントなのです。
そんな「グレムセック101」に、ホンダは初回から参加。2017年と2018年には伝説の世界チャンピオン、フレディ・スペンサーとマイケル・ドゥーハンが登場、CB1000Rのカスタムで実際に走るなど、このイベントに非常に力を入れています。
そんなホンダが今年出展したマシンたちをここでご紹介しましょう! 今年はCB750の誕生50周年ということもあって、気合の入ったカスタムCBたちが登場しましたよ!
The CB750 “Starrider”
個人的な注目度ナンバーワンはこの「スターライダー」!ドイツ・ミュンヘンのカスタムビルダー「モトイズム」が制作したこのマシンはCB750をベースにしたスペシャルモデル。クラシカルな味を残しつつ、モダンに仕立てたセンスはさすがです。タンクカバーとリアホイールカバーはカーボン製、ライトはLED。エンジンはなんとニトロでパワーアップさせているとか!
CB1000R “Yokozuna”
ドイツのスーパーバイク選手権、IDMを戦うアレックス・ポリータ選手がこのグレムセック101でドラッグレースをするために仕上げたマシンがこの「ヨコズナ」。CB1000Rをベースに、手作業でたたき出されたアルミのボディパネルを装着。スイングアームは5cm延長され、リアホイールには「ヨコズナ」と書かれた、ハンドメイドのアルミ製カバーが装着されています。
The CB1000R-adical
CB1000Rの「R」と「ラジカル(Radical)」をかけたネーミングのこのバイクは、ガネット・デザインがスタイリングを手掛け、2005年に125ccクラスの世界タイトルを獲得した名メカニック、ステファン・ファーラー氏が率いる「ファーラー・モト」が制作したCB1000Rカスタム。
シティ・カモと呼ばれる迷彩柄のカラーが印象的ですが、よく見るとホイールやフロントフォークのアウターチューブはカーボン製!当日はマン島TTレースで活躍するコナー・カミンス選手(上の写真左)がこのバイクでドラッグレースに出場しました。