ホンダ ウイングGL400 1978 年 3月

●水冷4ストOHV4バルブV型2気筒●396cc●40PS/9500rpm●3.2kg-m/7500rpm●218kg●3.25-19・3.75-18●43万8000円
先に発売されたGL500の中型免許対応版で、吸気系をヒザの間に収める目的でシリンダーをクランク軸に対し22度ひねっている。縦置きOHV4バルブVツインは共通のレイアウト。超ショートストローク化などにより、9500rpmを達成し、リッター100PSをマーク。駆動はメンテナンスフリーのシャフトドライブだ。
ヤマハ SR400 1978 年 3月

●空冷4ストOHC2バルブ単気筒●399cc●27PS/7000rpm●3.0kg-m/6500rpm●158kg●3.50-19・4.00-18●31万円
ビッグトレールXT500のOHC単気筒をロードスポーツ向けにリセッティング、ダウンチューブをドライサンプのオイルタンクとして使用した、セミダブルクレードルフレームに搭載したビッグシングルのパイオニア。エンジンは、同時に登場したSR500のストロークを短縮したものだが、500に比べて吹け上がりが軽快になった。
スズキ RG250 1978 年 6月

●空冷2スト・パワーリードバルブ並列2気筒●247.3cc●30PS/8000rpm●2.9kg-m/7000rpm●126kg●3.00-18・3.25-18●27万9000円
当時、400ccベースが多かった250ccモデルだが、あえて専用設計として極めて軽量な車体を実現。さらに30馬力を発生する空冷2ストツインのパワーによって、シャープな走りを取り戻した。当時のプロダクションレースでも大活躍し、後年の2ストレプリカブームの布石ともなった隠れた名車。
ホンダ XL250S 1978 年 6月

●空冷4ストOHC4バルブ単気筒●248cc●20PS/7500rpm●2.0kg-m/6000rpm●119kg●3.00-23・4.60-18●28万2000円
迫力のフォルムと軽量なボディ、そして2ストオフローダーに劣らない優れた走行性能で、4ストオフローダーの代名詞となるほどにXLの名を世に知らしめたモデル。専用に開発されたというフロント大径23インチタイヤが最大のセールスポイントで、このタイヤがオフロードでの走破性の実現に大きく貢献している。
ヤマハ RD125Ⅲ 1978 年2月

●空冷2スト・ピストンリードバルブ並列2気筒●124cc●16PS/8500rpm●1.3kg-m/8000rpm●110kg●2.75-18・3.00-18●19万8000円
RD125の最終型。76年モデルからの変更点はカラーグラフィックのみで、ピンストライプの入ったレッドとホワイトにチェンジされた。
※諸元の並び順●エンジン形式●総排気量●最高出力●最大トルク●車両重量●前・後タイヤサイズ●価格(発売当時)

↓【連載】「日本バイク100年史」バックナンバーをまとめて見る
