ヤマハRZ50 1981年6 月
50ccクラス初となる水冷エンジンは、安定した吸入気が得られる吸気デバイスYEISを装備し、90km/hに迫るトップスピードと好燃費を両立した2ストピストンリードバルブの単気筒。タービン型キャストホイールにカンチレバー型モノクロスサスペンション、本格的ダブルクレードルフレームなど、車体の仕上がりも本格的で、人気を博した。
ホンダ CBX400F 1981年11月
クラス唯一のDOHC4バルブは、中空カムシャフトやオイルリザーバータンクを装備し、パワーも当時最強の48PS。インボードディスクブレーキやアルミ鋳造スイングアーム、セミエアサスなど車体の完成度も高く、テールとウインカーを一体化したコンビランプなど、デザインでもライバルをリードした。
カワサキ Z400FX[E4] 1981年10月
当時の400ccではまだまだ珍しい4気筒エンジンを搭載しており、しかも走り・スタイル共に極めてスポーティなことで人気だったZ400FX。フルトランジスタ点火やフロントセミエアサス、チューブレスタイヤなど充実の装備が与えられ、歴代モデルの中でも人気が高いのがこのE4型だ。
ホンダ モトコンポ 1981年11月
背の高いトールボーイデザインを採用し、当時爆発的な人気となった乗用車・シティのオプションとしても設定された、超コンパクトなスクーター。上面がフラットになる折り畳みハンドルや収納式シート、ガソリンやオイルが漏れ出さない燃料配管など、シティのトランクに積載することを前提にした設計だ。
ヤマハ XJ650ターボ 1982 年
世界初のキャブレターターボシステムを搭載し、三菱重工製のタービンをクランクケース後方に配置。二重の安全機構を採用し、インジェクションに劣らないポテンシャルを発揮した。メーターパネル中央には電気式ブースト計を配置し、各種インジケーターにはカラー液晶を採用。
※諸元の並び順●エンジン形式●総排気量●最高出力●最大トルク●車両重量●前・後タイヤサイズ●価格(発売当時)