インパクト十分のフェイスリフト。900もこうなる?
イタリア・ミラノでいよいよ開幕を迎えるEICMA 2019ですが、その開幕より一足先に、ヤマハが続々とニューモデルを発表しています! まず最初にご紹介するのはトレーサー700。言わずと知れた、MT-07の兄弟モデルで、日本での発売が期待されているモデルです。
2020年モデルは従来型をブラッシュアップした正常進化版。なのですが、さすがはデザインのヤマハ、インパクトあるフロントマスクを採用して、イメージを大幅に変えてきました!
まるでR1のようなLEDヘッドライトを採用。ウインカーも細身のLEDとして、新しさと精悍さを高めています。このマスク、今後、兄貴分の900にもひょっとしたら採用されるかもしれませんね!
メーターは大型カラーTFTに一新。必要な情報が一見してわかる優れたレイアウトです。ギアポジションインジケーターも備えるなど、機能面も充実しています。
シートは肉厚でロングツーリングも快適そうなダブルシート。さりげなく入ったダブルステッチが高級感を高め、他のミドルツアラーとは一線を画しています。
エンジンと足回りも進化。日本でも発売して欲しい!
MT-07譲りのパラレルツイン、おなじみのCP2エンジンは踏襲しますが、今回は吸排気系やトランスミッションなどの熟成が図られており、従来型よりもレスポンスが向上しているそうです。
前後の足回りもセッティングが見直されているようで、クラスをリードする軽さと相まって、そのパフォーマンスには大いに期待が持てそう。ぜひ日本でも発売して欲しい1台です。
これから開幕するEICMAですが、現場からどんどんニューモデル情報を更新していきますのでお楽しみに! そしてさらなる深掘り情報は月刊オートバイ1月号でもお届けしますので、そちらもお楽しみに!
新型トレーサー700の動画もご覧ください!
2020 TRACER 700主要諸元
全長x全幅x全高 2140x840x1290mm
ホイールベース 1460mm
最低地上高 140mm
シート高 835mm
車重 196kg
タンク容量 17L
エンジン形式 水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒
総排気量 689cc
ボアxストローク 80x68.6mm
圧縮比 11.5:1
最高出力 73.4PS/8750rpm
最大トルク 6.83kg-m/6500rpm
ブレーキ前・後 φ282mmダブルディスク・φ245mmディスク
タイヤサイズ前・後 120/70R17・180/55R17
PHOTO:YAMAHA MOTOR EUROPE