突如展示された隠し球。その正体はCB650Rベースのクロスオーバースポーツ!
ブランニューモデルのCBR1000RR-Rや、新型レブルが早くも話題となっているホンダですが、ニューモデルはこれだけではありませんでした!なんと、EICMA(ミラノショー)プレスデー当日のホンダブースにこんなモデルが登場したのです!
Honda CB4X
その名はCB4X。ヨーロッパ地域の研究開発拠点であるHonda R&D Europe(ローマ)によるコンセプトモデルです。
注目したいのはそのスタイリング。クロスオーバースタイルを思わせるスポーツツーリングモデルとしての提案だそうで、燃料タンクが前方に迫り出す一方、フロントカウルと一体となったアジャスタブルスクリーンを採用。フロントからサイドまで、カタマリ感のある、特徴的なデザインとなっています。
LEDヘッドライトとウインカーは、まるでボディから隠すかのようなレイアウトとして、シルバーに輝くボディの「面」を強調。フロントカウルからサイドにかけてのボリューム感を演出し、独特な存在感を醸し出しています。
短く、跳ね上がったスタイルのテールはヨーロッパでいま流行りのスタイル。テールランプを最小限のサイズとしてテールカウルをコンパクトに絞り込む一方で「X」の文字をあしらうなど、個性の主張には余念がありません。
CB650R譲りのエンジン、各部パーツが実現度の高さを感じさせる
エンジンは国内でも人気のスポーツネイキッド・CB650Rのものを採用。ボリューミーだがコンパクトなボディを自在に加速させる、パワフルで懐の深いユニットです。
マフラーは最近のホンダ車のカスタムシーンによく登場するSCプロジェクト製。スイングアームはCB1000Rのものを思わせる片持ち式で、リアショックはオーリンズのフルアジャスタブル。フロントフォークもオーリンズで、ブレーキキャリパーはブレンボのラジアルマウントです。
各パーツの構成は非常に現実的なスポーツカスタムのもので、いつでも実現、市販可能だということを改めて感じさせます!期待も高まりますね。
メーターは多機能なTFT、デモ表示画面は非常に多彩でした。シートはホールド性に優れた形状。タンクパッドとつながったレイアウトで、ライダーをしっかり支えてくれます。
これだけ見ると欲しくなっちゃいますね。さらなる詳報は月刊『オートバイ』2020年1月号でもお届けしますので、そちらもお楽しみに!