完結30周年を迎えた不朽の名作『あいつとララバイ』(楠みちはる)。その作中で登場するオートバイを紹介していきます。
©楠みちはる/講談社 ※全ての写真及び記事の無断転載を硬く禁じます。
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第4回/ユウキのスズキ「GS1000/S」
原宿テディボーイズのユウキのマシンは大幅にカスタムされたGS1000/Sは1976年に登場したGS750をベースに排気量を997㏄まで上げたスズキ初のリッターバイク。
卓越したポテンシャルで評価の高いGSシリーズのフラッグシップモデルだ。エンジン出力の高さやパワーフィーリング、その耐久性はもちろん、軽量で優れたハンドリングも併せ持つ。
ユウキのGS1000のリアサスはモノショックに換装。連載当時、すでにスズキにはフルフローターサスがあったが、「これはカワサキのユニトラックをGSに付けたんです」と楠先生。
機構や取り回しを詳しく調べるため、AR50を購入したそうだが、執筆時にはシーソー式からボトムリンク式にユニトラックも進化していた。旧車のGS1000であるがゆえに、シンプルな構造の初期型ユニトラックがチョイスされている。
RPMの集合管にオイルクーラー、セパハンにハイスロ、バックステップ、リアフェンダーレスと見た目にもカッコいいユウキのGS。
リアスプロケットが白くて穴がないのはナイロンスプロケットにチェンジしているからだ。
(次回は赤木洸一のカワサキ750SSを解説します。お楽しみに!)
『あいつとララバイ』完結30周年記念企画
楠みちはる先生の〈僕のバイク道・漫画道〉は、全20回に渡り公開しております。
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