1909年、初めての国産のオートバイが誕生した。それから100年以上、あまたのモデルが世に出て、愛され、そして消えて行った。時代時代で光を放ったオートバイたち…。今となっては、もう写真でしか見ることができない車両もある。そんな、日本が誇るオートバイの歴史を紐解いていこう。「果たしてあなたは何台のオートバイを知っているだろうか?」
ヤマハTZR250 1989 年2 月
TZR250Rが初めてのフルモデルチェンジを受け、89年型の市販レーサー・TZ250と同時に後方排気レイアウトの新型パラレルツインを搭載。コンピューター制御のキャブレターや、マップ制御デジタルCDIの装備によって理想的なトルク特性も実現。フレームやサスペンションも強化された。
ホンダCB-1 1989 年3 月
CBR400系の水冷直4エンジンを、シンプルでスポーティなネイキッドスタイルのボディへ搭載したストリートスポーツ。ヘアライン仕上げのサイドカバーや3層塗りフューエルタンクなど質感も高い。
スズキ GSX-R400SP 1989 年1月
リアホイールが17インチ化された89年型をベースに、高性能キャブ、クロスミッション、レースサスを装着し、レースでの戦闘力向上を狙った。
カワサキ KDX200SR 1989 年1月
エンデューロレースの定番モデルとなったKDX200Rの公道仕様として誕生。フロント・リアのサスストロークは、当時の一般市販車の中では最長だった。
カワサキ ZXR250/R 1989 年2月
TT-F1レースで活躍したZXR750Rの弟分。アルミE-BOXフレームに搭載されるエンジンは、カワサキの250ccモデルでは初の4気筒。400と共に量産ロードスポーツ初の倒立サスを採用したことでも話題になった。Rはビッグキャブ、クロスミッション仕様を備えた高性能バージョン。
※諸元の並び順●エンジン形式●総排気量●最高出力●最大トルク●車両重量●前・後タイヤサイズ●価格(発売当時)