1909年、初めての国産のオートバイが誕生した。それから100年以上、あまたのモデルが世に出て、愛され、そして消えて行った。時代時代で光を放ったオートバイたち…。今となっては、もう写真でしか見ることができない車両もある。そんな、日本が誇るオートバイの歴史を紐解いていこう。「果たしてあなたは何台のオートバイを知っているだろうか?」

ホンダCBR900RR 1992 年

画像: ●水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒●893cc●124PS/10500rpm●9.0kg-m/8500rpm●185kg●130/70ZR16・180/55ZR17●輸出車

●水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒●893cc●124PS/10500rpm●9.0kg-m/8500rpm●185kg●130/70ZR16・180/55ZR17●輸出車

900ccの排気量でも運動性能で勝負すれば、ファンtoライドなモデルが製作できることを実証した現代スーパースポーツの元祖。驚異的な軽さは、元々750ccモデルとして企画されたため。エンジンは400RR/250RR同様、精密/確実なカムギアトレインで、V4に対する直4ユニットの意地を見せた。

ヤマハTDM850 1992 年3 月

画像: ●水冷4ストDOHC5バルブ並列2気筒●849cc●72PS/7500rpm●7.8kg-m/6000rpm●199kg●110/80-18・150/70-17●75万円

●水冷4ストDOHC5バルブ並列2気筒●849cc●72PS/7500rpm●7.8kg-m/6000rpm●199kg●110/80-18・150/70-17●75万円

「キング・オブ・マウンテン」として人気を集め、「アルプスローダー」の先駆けとなったモデル。エンジンはXTZ750用の5バルブ水冷並列ツインを排気量アップしたもの。専用設計のスチール製デルタボックスフレームで、オフロード的なイメージを取り入れてはいるが、実体は純粋なロードモデルだ。

スズキ RG125Γ 1991年11月

画像: ●水冷2スト・クランクケースリードバルブ単気筒●124cc●22PS/10000rpm●1.7kg-m/9000rpm●123kg●100/80-17・120/80-17●43万5000円

●水冷2スト・クランクケースリードバルブ単気筒●124cc●22PS/10000rpm●1.7kg-m/9000rpm●123kg●100/80-17・120/80-17●43万5000円

250ccや400ccが主流だった当時のレーサーレプリカの中で、125ccクラスに投入された本格派。新設計されたツインスパーフレームに、倒立フォークと妥協を排した車体。エンジンはTS125R用をベースに大幅な改良を施した2スト水冷シングルで、国内仕様で22PS、輸出仕様では33馬力を発揮。セルスターターも装備されている。

カワサキ ZZR400 1991年11月

画像: ●水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒●399cc●58PS/12000rpm●3.7㎏-m/10000rpm●193㎏●120/60R17・160/60R17●65万9000円

●水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒●399cc●58PS/12000rpm●3.7㎏-m/10000rpm●193㎏●120/60R17・160/60R17●65万9000円

カラーバリエーションや諸元に変更はないが、アンダーカウルのロゴがグラデーションカラーから単色に変更。快適なハイスピードツアラーとしての性格は健在。

スズキ グース250 1991年12月

画像: ●油冷4ストOHC4バルブ単気筒●249cc●30PS/9000rpm●2.6kg-m/7500rpm●139kg●110/70-17・130/70-17●49万9000円

●油冷4ストOHC4バルブ単気筒●249cc●30PS/9000rpm●2.6kg-m/7500rpm●139kg●110/70-17・130/70-17●49万9000円

350の弟分だがフロントサスは正立。エンジンはDR250SベースのSACSユニットで、シングルレーサーのベース車として、人気だった。

※諸元の並び順●エンジン形式●総排気量●最高出力●最大トルク●車両重量●前・後タイヤサイズ●価格(発売当時)

画像: スズキ グース250 1991年12月

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画像: www.autoby.jp
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