ホンダが総力を結集して開発した史上最強SSがいよいよ発売!
発売が待ち遠しかったホンダのCBR1000RR-RとSPの国内仕様の発売がついに決定! ついにその詳細が公開されました! 早速、RR-Rの気になるスペックや価格、発売時期など、最新情報を、新たに公開された画像とともにドーンとお届けします!
パワーはフルパワーの218PS! 独創のエアロフォルムも輸出仕様と同じ
車名に「R」をもうひとつ加えたCBR1000RR-R。これまでのファイアーブレードシリーズに一貫したテーマである「Total Control~操る楽しみの最大化」の思想は受け継ぎながら、今回新たに開発テーマを「Total Control for the Track ~サーキットで本領発揮するマシン」として、高性能をサーキットで存分に楽しむためのマシンとして生まれ変わりました。
MotoGPマシン・RC213Vのノウハウも惜しみなく投入されたエアロフォルムは、左右に張り出したウイングレットが印象的。このウイングが高速域でダウンフォースを発生させ、加速時のウイリーの抑制や減速時の車体姿勢の安定化などに貢献しています。
タンク上面を45mm下げ、ハンドルも低くセット。ステップ位置も後退させて、ライダーが車両に伏せた状態での全面投影面積を減少させたほか、ライダー背面から後方に空気がスムーズに流れる形状としたシートカウルなどにより走行抵抗を低減。まさに闘うためのボディワークです。
RC213Vと同じボア×ストロークを採用し、フィンガーフォロワーロッカーアームやチタンコンロッド、DLCコーティングを施したカムシャフトなど、最高の素材と技術をフルに注ぎ込んだエンジンは218PSを発揮。最高出力発生回転数は14500rpmという超高回転型ユニットです。
車体関係も一新。従来のユニットプロリンクから、ショック上端をエンジン後部に設けたハンガーにマウントするレイアウトとして、メインフレームのクロスメンバーを省略。高剛性ながらよりしなやかな車体とすることで、コーナー脱出時などのラインの自由度を大きく高めました。
ボディカラーはSTD2色、SPは1色。価格は242万円/278万3000円!
新型CBR1000RR-Rのカラーは2色。いわゆるワークスイメージのトリコロール「グランプリレッド」と精悍な「マットパールモリオンブラック」です。オーリンズの電子制御サスペンションなどを標準装備する上級グレードの「SP」はグランプリレッドのみ、スタンダードは2色のラインアップとなります。
気になる価格はスタンダードが税込242万円、SPが税込278万3000円。発売は3月20日です。ホンダが誇る最高の技術で造られた、最高のスーパースポーツ、どんな乗り味か楽しみです。月刊オートバイでも試乗速報をお届けしますので、そちらもお楽しみに!
文:松本正雅/写真:赤松 孝、鶴身 健
ホンダ「CBR1000RR-R FIREBLADE/SP」主なスペック
全長×全幅×全高 | 2100×745×1140mm |
ホイールベース | 1455mm |
最低地上高 | 115mm |
シート高 | 790mm |
車両重量 | 201kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 |
総排気量 | 999cc |
ボア×ストローク | 81.0×48.5mm |
圧縮比 | 13.2 |
最高出力 | 160kW(218PS)/14500rpm |
最大トルク | 113N・m(11.5kgf・m)/12500rpm |
燃料タンク容量 | 16L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 24°00´ |
トレール量 | 102mm |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17M/C(58W)・200/55ZR17M/C(78W) |
ブレーキ形式(前・後) | ダブルディスク・シングルディスク |
メーカー希望小売価格(消費税10%込) | 242万円(SPは278万3000円) |