まとめ・写真:西野鉄兵
① 北海道「美瑛の丘風景」
ライダーの聖地・北海道。
知床・美幌峠・宗谷岬・開陽台・函館の夜景・ナイタイ高原……あらゆるツーリングスポットがパッと浮かびましたが、なかでも個人的に一番好きなのが美瑛~富良野のあたりです。
真夏の丘に咲いたきれいな花々。広い空。緑の風景。これぞ北海道という景色が楽しめます。
周辺には格安のライダーハウスやキャンプ場もあり、長旅の拠点として巡るのにも適した道央。学生さんにはぜひ出会いと別れ、青春を満喫してもらいたいエリアです。
② 石川県・千里浜なぎさドライブウェイ
約8kmに渡り砂浜を走れるライダーのド定番スポットです。
ツーリングラリーイベント「SSTR」のゴールとしても有名ですよね。
学生時代、全国のツーリング・スポットをまとめた本を見て、「ここに行きたい!」と一番最初に思ったのが、千里浜なぎさドライブウェイでした。
たどりついたときの感慨はひとしお。SSTRの開催日ではなくても、遠乗りならば、感動が約束された地です。
新型コロナが終息してちゃんとお金がたまったら、ダーッと走っていって日本海に沈む美しい夕陽を眺めたい!
③ 熊本県「阿蘇・草千里ヶ浜」
北海道と並んでライダーの二大聖地ともいえる阿蘇。やまなみハイウェイやミルクロードなどといった絶景&快走路が周辺にはいくつもあります。
阿蘇外輪山に入ってからの何ともいえない「無敵感」は、まさに自由を謳歌している! というのにふさわしいもの。
これまで4度訪れていますが、阿蘇は懐が深い。2回目以降も新たな絶景ロードを次々と発見しています。周辺で3泊くらいしちゃう贅沢な旅がしたいなあ。
特に草千里ヶ浜周辺の牧歌的な風景はたまりませんよ!
④ 福島県「磐梯吾妻スカイライン」
いつか東北の名道をつなぐイッキ走りをしたいとずっと思っています。
青森で「八甲田・十和田ゴールドライン」、岩手~秋田で「八幡平アスピーテライン」、秋田~山形で「鳥海ブルーライン」、山形~宮城で「蔵王エコーライン」、福島で「磐梯吾妻スカイライン」を走るワインディング三昧の日々……夢です。
とりあえず、新型コロナが終息したら「磐梯吾妻スカイライン」には行きたいですね。全長30km弱のハイスピードコーナーが続く峠道は、日本を代表するワインディング・ロードのひとつといえるでしょう。
何が好きかって中間地点の「浄土平」、そこにそびえる吾妻小富士からの展望です。10分くらい軽い登山をするのですが、ぜひ訪れた際はバイク雑誌でも定番のこの景色を眺めてほしいと思います。
⑤ 愛媛県 高知県「四国カルスト」
四国カルストは、愛媛県と高知県の県境にまたがる標高1400m前後のカルスト台地です。
ここは、ワインディングを楽しむというより、「たどりつくまでを楽しむ」場所だと思っています。
森の中をずんずん進んでいき、標高を少しずつ上げていきます。「この道ホントにあってるの?」なんて不安を感じながら、細めの山道を進むんです。
そして頂上に到着したとき、パッと開けるカルスト台地のパノラマ。
姫鶴平から天狗高原までの約3kmは、まさに天空の別世界と呼べる光景が広がります。
次行くときは姫鶴平キャンプ場で満天の星空を眺めたい。
訪れる際は、夏でも寒さ対策を忘れずに!