2018年に17年ぶりとなるフルモデルチェンジを遂げたホンダの「ゴールドウイング」シリーズ。ホンダが誇るラグジュアリープレミアムツアラーの実力を徹底紹介する!

ホンダ「ゴールドウイング」シリーズの快適装備

画像: LEDヘッドライトは上部がロービーム、下部はハイビームとロービームを兼ねたシグネチャーランプ。高級感とクールさを感じさせるデザイン。

LEDヘッドライトは上部がロービーム、下部はハイビームとロービームを兼ねたシグネチャーランプ。高級感とクールさを感じさせるデザイン。

画像: シートは快適性に加えてポジションにも配慮し、ライディングの楽しさを犠牲にしないデザイン。パッセンジャーシートの快適性も抜群だ。 (2020年モデルでは、よりパッセンジャーの安心感を高めるためリアグリップの形状が少し変更されている)

シートは快適性に加えてポジションにも配慮し、ライディングの楽しさを犠牲にしないデザイン。パッセンジャーシートの快適性も抜群だ。
(2020年モデルでは、よりパッセンジャーの安心感を高めるためリアグリップの形状が少し変更されている)

画像: パッセンジャーバックレストを兼ねるリアトランクは、2個のフルフェイスヘルメットを収納可能。(リアトランクは、ゴールドウイング ツアーに標準装備)

パッセンジャーバックレストを兼ねるリアトランクは、2個のフルフェイスヘルメットを収納可能。(リアトランクは、ゴールドウイング ツアーに標準装備)

画像: リアトランクと左右サドルバッグを合わせて容量110Lを確保。2人分3泊4日相当の荷物を想定している。

リアトランクと左右サドルバッグを合わせて容量110Lを確保。2人分3泊4日相当の荷物を想定している。

画像: 左パニアケースを開け、ノブを引き、アダプターを差し込むとヘルメットロックが可能。充電に使えるUSBポートも標準装備。2020年モデルでは、左側サドルバッグ内にUSBケーブルを追加している。

左パニアケースを開け、ノブを引き、アダプターを差し込むとヘルメットロックが可能。充電に使えるUSBポートも標準装備。2020年モデルでは、左側サドルバッグ内にUSBケーブルを追加している。

ホンダ「ゴールドウイング」シリーズの原点とは?

画像: Honda GL1000 GOLDWING (1974年)

Honda GL1000 GOLDWING (1974年)

ゴールドウイングのルーツは、1974年にデビューした初代のGL1000。低重心な水平対向4気筒エンジンを搭載するモデルだ。

しかしGL1000は現代のゴールドウイングのようなツアラーではなく、ライバルとして当時世界最速を誇ったカワサキのZ1を想定したフラッグシップスポーツという位置付けだった。

ただ、その高速性能と高い安定性が、欧米のライダーたちからグランドツアラーとして高く評価されたことで方向を転換。以後約40年をかけ、エンジンの排気量の拡大や6気筒化、大型のカウルやスクリーンの装着、各種装備の充実などを繰り返して、世界屈指のグランドツアラーへと進化してきた。

新型ゴールドウイングは磨き上げられた快適性はそのままに「走りの高揚感」「操る楽しさ」を狙っているという。まさにこれは初代GL1000への原点回帰。ハイレベルな快適さとスポーティさを兼ね備える稀有なグランドツアラー、それが新型ゴールドウイングなのだ。

画像: 999cc・SOHCのフラット4エンジンは80PSを発揮。燃料タンクはシート下に設置。

999cc・SOHCのフラット4エンジンは80PSを発揮。燃料タンクはシート下に設置。

画像: 通常の燃料タンクの位置には収納スペースを用意。これは貴重な内部ショット。

通常の燃料タンクの位置には収納スペースを用意。これは貴重な内部ショット。

文:宮崎敬一郎、大関さおり、小松信夫、オートバイ編集部/写真:南 孝幸
※この記事は、月刊『オートバイ』2018年6月号で掲載したものを一部加筆・修正しています。

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