安全性と簡単さを重視すると、おすすめの積載方法はたったひとつ!
先日、人気の250ccスポーツバイク・ヤマハYZF-R25とMT-25を比較検証することがありまして、その時思いました。この2台、荷物を積むのがけっこう大変そう……と。
リアシートの形状がご覧のとおり。荷掛フックと呼ばれる、積み荷に役立つ突起なども見る限り備わっていません。
ただ、これはYZF-R25・MT-25に限った話ではなく、CBR250RRもジクサーSF250もニンジャ250も同じような感じ。つまり、お尻すっきりスタイルはいまの流行りなんです。かっこいいですからね!
では、こういったバイクで例えば、泊まりがけのツーリングに出かけたいと思った場合、どうしたらいいでしょうか。
ひとつはカスタムしてリアキャリアやトップボックスなどを付ける! それもありでしょう。
もしくは、リュックで荷物を持っていく、それもありです。でもずっと背負っているは肩が凝ります。とくにセパレートハンドルの機種は前傾姿勢となるため、疲れます。
カスタムせず、リュックを背負わずに荷物を積む方法となると……やはりバイク用のシートバッグを使うのがおすすめです。
バイク用シートバッグは、おおまかに分けると2種類の取り付け方法があります。
ひとつはベルトを4本使って前後左右4カ所で留めるタイプ。
ただこのタイプは後ろ側にベルトを引くことができないと使いにくい。
そこでもうひとつのタイプがおすすめ。リアシートにベルトをくぐらせて固定するタイプのシートバッグです。
安全確実、簡単に荷物を積みたい方は、このタイプを利用するのをおすすめしたいと思います!
僕が最近使った中では、ゴールドウインとタナックスの製品が使いやすく感じました。
どちらも取り付けベルトが非常にシンプル。まずは、より簡単なゴールドウインの方から紹介します。
ゴールドウインの「マルチXベルト」は超簡単
ゴールドウインは「マルチXベルト」という画期的な取付ベルトを開発。このベルトを採用したバッグはたちまち大人気となりました。
外したリアシートの下にマルチXベルトを置き、リアシートをもとに戻す。で、シートから出ているバックルをバッグに固定するだけ。
とっても簡単。僕の知る限りでは、一番シンプルな取り付けベルトです。
タナックスの「Kシステムベルト」は簡単+固定力も魅力
対して、タナックスは簡単さをウリにしながら、固定力も求めたベルト「Kシステムベルト」を開発。
外したリアシートにベルトをまたがせて、シートをもとに戻す。あとは同じようにバックルをバッグと固定するだけです。
シートに一度がっちり固定している分、バッグの揺れを軽減でき、がっちりと積載できるのがポイント。ゴールドウインのマルチXベルトに対し、1行程増える分、1段階固定力がアップするといった感じですね。
以上、初心者の方へ向けた積載方法の紹介でした。スポーツバイクでもアイテムを選べば安心して快適に泊まりがけのツーリングだって楽しめます。
自分のバイクにはどうやってバッグを積めばいいんだろう、そんな風に悩んでいる方は二輪用品店でスタッフの方に相談するのがおすすめ。多種多様なバッグから、あなたにぴったりのものをきっと一緒に選んでくれるはずです!
まとめ:西野鉄兵