スーパーカブ90に取り付けるのだ。

カブの基本工具+電工ペンチ&ギボシが必要。

取り付け準備ですが、最低限必要なのはレッグシールドとリアキャリアを外す工具と、電工ペンチ&ギボシが必要。リアカメラをフレーム内に通すならもうちょっと増えるかな。あと、タイラップと面ファスナー。各部位のボルト寸法は過去記事にまとめてあるので、そちらも参考にどうぞ。

ドラレコ本体の位置を決めて取り付け。

たいていのバイクはシート下になると思うけど、鉄カブの場合は、左サイドカバーがベストだと思います。なんせほぼからっぽだし。EDR-21G本体を入れてもまだ余裕アリ。

画像: 着脱できるように面ファスナーで固定。

着脱できるように面ファスナーで固定。

で、説明書に従うと、次に前後カメラやスイッチ、GPSアンテナを車体につけていくんですが、今回はよりめんどくさそうな電源の取り回しとリアカメラの配線取り回しから取り掛かりました。カメラの位置決めとかの楽しい作業はあえて後回し。好物は取っておく派です。

画像: ほんとは、左サイドカバーに本体を置いて、フレーム内を通してエンジンのあたりから取り出したかったけど、自分のカブには配線通す穴がなかった。穴が開いてるタイプの人はぜひフレームを通して美しく仕上げてみて!

ほんとは、左サイドカバーに本体を置いて、フレーム内を通してエンジンのあたりから取り出したかったけど、自分のカブには配線通す穴がなかった。穴が開いてるタイプの人はぜひフレームを通して美しく仕上げてみて!

電源まわりをつなぐのだ。

さて、今度は反対側。右サイドカバーに電源ハーネスを取り付けます。EDRシリーズの電源線は3本。プラスの赤線と、マイナスの黒線と、イグニッションで通電する線に接続する青線。

画像1: 電源まわりをつなぐのだ。

赤線は普通にバッテリーに繋ぐんだけど、その前にバッテリーのマイナス端子を外しておくのをお忘れなく。いきなりプラスのボルト緩めると、バチッとなってちょっぴりもれたろう。

画像2: 電源まわりをつなぐのだ。

で、黒線はバッテリーのマイナス端子でも良いんだけど、レギュレータレクチファイヤと共締めする方が楽。

画像3: 電源まわりをつなぐのだ。

青線は、ウィンカーリレーから出てる黒線につなぐのが良さげ。
自分のは、USB用に圧着タップで分岐させてたのでそれを流用しちゃったけど、ほんとはちゃんとギボシ加工して分岐させるべき。圧着タップは楽だけど、切れる場合があるのよね。

ちなみに青線はいろんな車種に対応させるため、敢えて端子になってないので、ギボシ加工が必要。どうせやるならウィンカーリレーの黒線を切ってギボシ化して、分岐線挟んで、同じくギボシ化した青線繋ぐのが賢い。分岐線は適当な線で作っても良いけど、エーモンの分岐ハーネス買っとくと楽よ。

画像: 黒がプラスで灰色がマイナス。

黒がプラスで灰色がマイナス。

リアカメラは、こだわると難易度高め。

リアカメラは、フレームの内側を通そうとしなければ特に苦労はないよ。車体に這わせていくだけ。

で、フレーム内を通すとなるといきなり難易度があがります。必要な道具も増えるし。正直、リアキャリアつけてれば、フレーム通さなくてもそんなに目立たない気もする。それでもフレーム内に通したいという人は、ホースクリッププライヤーだけはマジ必須なんで準備よろしくお願いします。 あと安全のためにガソリンもできれば抜いておきたいので、ガソリン携行缶もあると便利。

樹脂のホースクリッププライヤーも売ってるけど、使いにくいので割高でもこっちのタイプがおすすめ。で、丸目の鉄カブはホースが2本なので(角目は1本)、できれば2個欲しい。ガソリンがバシャーっと出てからではなにもできないので、ほんと買っておいた方が良いよ。

で、作業の流れとしては、電源まわりと同時にやる感じ。と、いうのもカメラの配線を通すためにバッテリーボックスを外さないといけないのよね。

電源を取るときはバッテリーを抜くだけでよかったけど、さらにバッテリーボックスも外します。具体的にはボルト2本外しとけばおっけー。

画像: リアカメラは、こだわると難易度高め。

さて、ここからは特に慎重を要する作業。タンクを外すためにキャブからホースを外します。と、その前にCubyさんからアドバイス。若林が好き放題に作業するとすぐ問題おこすので、作業内容をチェックしてもらってたんですよ。いつも本当にありがとうございます。

画像1: M&F Cuby代表 影山さん

M&F Cuby代表 影山さん

今回のカブのような旧いキャブ車のカブの場合、ホースが劣化してカチカチになってることがあります。
その場合、タンクをずり上げた時にホースがポキッと折れるパターンが多いです。ホースが折れてしまうと、ガソリンが全部地面に落ちるのを火気厳禁で待つしかなくなります。
ホースをチェックして少しでも不安があれば、ガソリンを抜いて予備ホースも用意してからの作業を推奨します。

ホースの状態確認しましたね? やばそうならホースを用意しといてね。

では、まずホースクリップをホースにかませてから、ホースを抜く。2本とも止めておかないと、コックから流れだすぞ(出た)。
あと、ホース抜いてからホースクリップをかまそうと思っても間に合わない(間に合わなかった)。

この時は樹脂製のホースクリップが一個しかなかったので、相当頑張った。でも厳しすぎて二度とやりたくない。
ちなみにノーマルキャブだと微妙に位置が違うかもだけど、ホース2本外すのは一緒。
片っぽはリザーブ用のホースなので、戻す時に間違えないように印をつけとくと便利(わからなくなったから適当に付けた)。

画像: 安くて良いんだけど、先端がちょっと太くて入りにくいのと、操作がちょっと手間取るのよね。

安くて良いんだけど、先端がちょっと太くて入りにくいのと、操作がちょっと手間取るのよね。

んで、次はタンクのボルトを全部外します。そしたらタンクを持ち上げて隙間から通してみたけど配線噛んだ。これはまずい。でもまあいいか。

画像2: M&F Cuby代表 影山さん

M&F Cuby代表 影山さん

いやそれは危険ですよ。頑張ればウィンカー&テールの配線が通ってる穴に入るはずなんで、そっちにしないとだめですよ。

すいません。力尽きたので翌日にやり直します。

さて翌日。バッテリーケース取り出して、タンクのボルト外して、までは一緒。ただ、あんまりにもきつかったからストレートに行ってホースクリッププライヤーを2個買っちゃった。

画像: 握るだけで止めれて非常に気持ちが良い。2個で4000円くらいしたけど、後悔はない。

握るだけで止めれて非常に気持ちが良い。2個で4000円くらいしたけど、後悔はない。

で、ホースをクリップしたらコックからホースを抜いて、コックまわりは終了。タンクを持ち上げる際にホースが引っ張られるので、引っかかってホース抜けたり、プライヤーが外れないように余裕をもたせておいてね。

次は、ウィンカーとテールの配線が通ってる穴の縁ゴムを外して、頑張ってリアカメラの配線を通すのよ。割としんどいけど頑張って、頑張れば通るよ。
通ったら、穴にリアカメラの配線突っ込んで、タンクを持ち上げて、リアカメラの配線をバッテリーボックスのあたりまで持ってくのだ。
ここで大きく持ち上げたりすると、ホースクリップが外れたり、さらにはホースがフレームの中に入り込んだり、タンク側でホースが抜けたり、とにかくえらいことになるぞ。

画像: 穴に対して端子がでかく見えるけど、割と余裕で入る。それより縁ゴムを通す作業の方がきつい。

穴に対して端子がでかく見えるけど、割と余裕で入る。それより縁ゴムを通す作業の方がきつい。

バッテリーボックスの裏からリアカメラの配線を引っ張り出したら、さっきの縁ゴムを戻して、この工程は終了。何気に縁ゴム戻すものちょっと大変。でもここまで終われば後は楽勝なので頑張って。

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